内容説明
阪神大震災・オウムサリン事件と現代日本の問題が露呈した95年。ここから「公共性」の崩壊が始まった。気鋭の社会経済学者が見通す新世紀日本の歩むべき道。「公共性」なき論壇を震撼せしめる評論集。
目次
第1部 自由の条件
第2部 公共性のゆくえ
1996(ルール感覚の欠如;値踏み番組が教える―「金」だけが共通言語 ほか)
1997(「流通革命」から流通の「日本モデル」へ;自虐史観と自尊史観に分岐した96年の論壇 ほか)
1998(リチャード・ドーキンス氏を迎えて;大蔵危機 ほか)
1999(都市づくりと「顔見知り」原理;マネーの日米関係から何を読むか―書評・「マネー敗戦」吉川元忠著 ほか)