数と計算の意味がわかる―数学の風景が見える

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784939076619
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

内容説明

「マイナス掛けるマイナスはなぜプラスなのか?」「虚数iや定数eとはどんな数なのか?」「分数で割るとはどういうことなのか?」今まで、理解したつもりで素通りしてきた数や計算ですが、意味を理解し、きちんと説明できる人は実は少ないのではないでしょうか?小学校算数に対する素朴な疑問から最高難度の数学の世界まで、それぞれの意味をきちんと理解すれば、説明もできます。数学をもう一度別の角度からやりなおしてみたい人も、学校の数学は苦手だったけれど、実は興味があるという人も、本書なら愉しみながら、“数学の根っこ”の世界を体感し、理解していただけることでしょう。

目次

第1章 数と計算の基本(ゾウもアリも“ひとつ”;ゾウとアリをいっしょに数えてよいか;1と1はたせるか? ほか)
第2章 数と計算の威力(予測と確率;比率の推定;複利計算 ほか)
第3章 数と計算のおもしろさ(数の行進曲;上手な計算法?;ガウスのわり算 ほか)
第4章 数と計算の体系(数の代数的性質;反数と逆数;背理法 ほか)

著者等紹介

野崎昭弘[ノザキアキヒロ]
1936年生まれ。1959年東京大学理学部数学科卒業。東京大学、山梨大学、国際基督教大学を経て、現在は大妻女子大学教授・社会情報学部長。数学教育協議会委員長。数学に魅せられ、数学に一生を捧げつつあるというのは言い過ぎだが、そのセンスは万人を魅了してやまない。今回も、数と計算に対する思いの丈を数時間3人に伝授し、それをもとに項目を作った。しかし、内容は3人が勝手に書いてしまった。著書に「πの話」(岩波書店)「詭弁論理学」(中公新書)「数学的センス」(日本評論社)「さかさまさかさ」(福音館書店)高等学校教科書(三省堂)共著、「微分・積分の意味がわかる」(ベレ出版)共著、ほか多数

何森仁[イズモリヒトシ]
1945年生まれ。1970年横浜市立大学文理学部数学科卒業。会社員、高校講師、私立高校教諭、塾講師を経て、現在は大学講師、盈進学園理事長。数学教育協議会会員。数学を嫌い、社会に出るが、数学教育に人生の活路を開こうとアタフタする。そのセンスは“豪にして軟”で、修羅場の中でも楽しさと遊びを追求しようとする。今回の、数と計算も巧みな絵と図により面白くまとめる。著書に「サイコロで人生は語れるか」(こう書房)「ステレオグラムをつくろう」(日本評論社)「数学がまるごと8時間でわかる」(明日香出版社)共著、「微分・積分の意味がわかる」(ベレ出版)共著、その他

小沢健一[オザワケンイチ]
1942年生まれ。1964年東京教育大学理学部数学科卒業。いくつかの都立高校教諭を36年間勤め、現在は私立の東野高等学校校長。数学教育協議会副委員長。数学を愛し、世の中の数学に対する偏見や既成の数学教育に対峙し、闘い続けてきた。そのセンスは、“剛にして柔”で、どこまでも優しく、時として厳しい。今回の数と計算も、ゆったりと料理。著書に「数のこ・だ・ま」「幾何のた・び・じ」(三省堂)「雨つぶでニュートンは語れるか」(こう書房)「数学がまるごと8時間でわかる」(明日香出版社)共著、「微分・積分の意味がわかる」(ベレ出版)共著、その他
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