感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
9
「富士谷成章、本居宣長、そして彼らの息子である富士谷御杖、本居春庭…ら、固有の日本語論は非常に重要であるのに、国語学史的に表層配置されているだけで、本格的な研究考察は、ほんのわずかな人によってしかなされていない。文献としても、勉誠社文庫や国語学体系の古本で見られるぐらいで、特に春庭に関しては、活字で見られるのは90年以上も前の昭和二年に刊行された宣長全集の第11巻に収められた春庭全集しかない。勉誠社文庫は原本の写本であるから…手に取れるように本誌で現在に活字化した。…近く「詞八衢」も活字化する予定である」2019/06/22