出版社内容情報
犬のナップとウィンクルは、2ひきで骨を掘りだします。
骨を先に見つけたのがナップ、骨に先にさわったのがウィンクル。
骨はどちらのものか、道行く人にたずねますが、教えてもらえません。そこへ大きな犬がやってきて…。
およそ6~7才から
内容説明
読んであげるならおよそ5才くらいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
23
骨を最初に見つけたと主張するナップ。一方、最初に触ったのは自分だと主張するウィンクル。道行く人に尋ねるけれど、第三者はそんなの知ったこっちゃないよね(笑) さて、2匹の主張の落とし所は???〈1951/1997/童話館出版〉2022/01/27
ひな
11
今月のぶっくくらぶより長女用その1。堀り当てた骨を巡り二匹の犬が言い争い。最初に見つけたというナップと最初に触ったというウィンクル、骨はどちらのものかと他の人に聞いて回るけど...。自分が見つけたとか触ったとか、まるで日常よくみる自分の子供の喧嘩みたいで思わず苦笑。でも最後の結末が素敵で可愛らしく、そうそう、こうでなくっちゃね!と微笑ましい気持ちになれました。2015/12/20
あおい
9
一本の骨、最初に見つけたナップのものか、最初に触ったウィンクルのものか…さあどっち?出会う人に聞くけれど答えてはくれず。あ、それは聞いちゃダメなやつ!と思ったらやっぱりね。結局2匹は仲良し。2023/07/13
おはなし会 芽ぶっく
9
再読。どちらの言い分が正しいのか、子ども達に是非問いたい。結果は・・・お約束ですが(笑)どちら派が多いでしょうね? 【1952年 コールデコット賞】(日本で翻訳された絵本)2018/03/30
遠い日
9
掘り出した1本の骨を巡って争う犬のナップとウィンクル。掘った者の所有物か先に触った者の所有物か。いろいろな者に尋ねて答えを得ようとするが、皆相手にしてくれない。そんなときに狡い犬の横槍が入ると、俄然力を合わせて、骨を取り返しにかかった2匹。答えは自ずからみつかったみたい。2016/11/13