内容説明
本書は解析学の下巻である。本書においてはEuclid空間上で解析学の理論を展開する。すなわち、Euclid空間において定義された関数の微分積分法の理論を考える。この場合Euclid空間というのが2種類あることに注意。一つは計量ベクトル空間であり、もう一つは計量アフィン空間である。Fourier級数の章を除いて、底空間は計量アフィン空間としてのEuclid空間であって、第10章、Fourier級数のところでは底空間は計量ベクトル空間としてのEuclid空間である。
目次
第7章 級数
第8章 ベクトル解析
第9章 解析関数(初等的理論)
第10章 Fourier級数、Laplace変換
第11章 常微分方程式(初等解法)
第12章 Lebesgue積分