目次
序章 地域包括ケアの見取り図―在宅医との対話
第1部 地域包括ケアを現場で語る―対談と鼎談(ふるさとの会の生活支援―山谷から地域へ;とも暮らしの可能性―ホームホスピスからのメッセージ;「けま喜楽苑」個室ユニットと認知症ケア―外山義の遺した仕事 ほか)
第2部 地域包括ケアのシステムの共通基盤(「こぶし園」施設を地域に展開する―小山剛の仕事;三方よし研究会と地域まるごとケア―近江の国柄;ケアの意味と新たなかたち―宅老所よりあい、ホームホスピス、あおいけあの実践)
第3部 地域包括ケアの来歴をたどる(御調国保病院の挑戦―地域包括ケアの創始;在宅福祉事業の創始と展開―春日市社協の事業;包括的支援としてのライフケアシステム―佐藤智医師の仕事 ほか)
著者等紹介
〓橋紘士[タカハシヒロシ]
1944年生まれ。特殊法人社会保障研究所研究員、法政大学、立教大学、東京通信大学などで教職の他、高齢者住宅財団理事長、東京都社会福祉審議会委員長などを歴任。現在、高齢者住宅協会顧問、全国ホームホスピス協会理事、全国居住支援法人協議会顧問、全国日常生活支援住居施設協会顧問などを務める。この間、厚労省老健局「高齢者介護研究会」「地域包括ケア研究会」の他、国交省住宅局等の委員会の委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
55
【人、時間、空間。これらのつながりを住まいの中に反映させることが「住まい方」。反映できれば高齢者の自立性につながり意欲低下を防ぐ】「地域包括ケア」という既存の言葉を、多分野の方々との「座談」という手法を使って歴史的視座から解き明かす書。その座談で、医療法人アスムス理事長・太田秀樹医師は、<人との関わりがなければ人の暮らしではない、と。つまりどう暮らすか、どう生きるか、そしてどう支えるかというのが地域包括ケアシステムなんです/生活が上位概念になるから、暮らしを支えるシステムがしっかりしなくちゃならい>と。⇒2024/03/04