キッズライクアス

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  • サイズ B6判/ページ数 378p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784909125217
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ロサンゼルスの「特別な学校」に通う、自閉症スペクトラム障害の高校生のマーティンは、映画監督である母親の仕事について行き、フランスの田舎町で夏休みを過ごすことになる。そこで通う初めての「普通の高校」で、フランス人の女の子に電撃的に恋に落ちる。愛読書であるプルーストの『失われた時を求めて』と結びつけて、取り巻く世界を解釈する特徴があるマーティン。恋に落ちた彼女も、周りにいる「普通の友達」も、プルーストの物語の中から見た「空想」の一つだったはずなのに、次第に、彼はそれが空想ではなく、生身の人間であることに気づきはじめてしまう。彼にとって衝撃的な気づきと葛藤の先に見出していく答えとは。障害の有無は関係なく、誰もが感じる人間関係の難しさや殻を破ることへの勇気が強く優しく描かれていく。

著者等紹介

レイル,ヒラリー[レイル,ヒラリー] [Reyl,Hilary]
ニューヨーク在住の作家。ニューヨーク大学にてフランス文学を専攻し、19世紀のフランス流行文学の研究で博士号取得。学位取得後にフランスに留学し、パリで数年間を過ごす。デビュー作はLessons in Frenchで、Oprah.comの編集者選書に取り上げられた

林真紀[ハヤシマキ]
つくば未来リサーチ代表(翻訳者/研究者)。慶應義塾大学環境情報学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程中退。精密機器メーカー、国立大学法人の研究室にて翻訳者として勤務の後、独立。委託調査業務や企業翻訳の傍ら、発達障害の子どもを育てる保護者向け記事を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

20
高機能自閉症の少年が母の映画撮影に付き合ってフランスの田舎に行く。そこで同世代の子どもたちと知り合う。その中にはジルベルトもいた。ジルベルトは、プルーストの小説の中の登場人物。彼はジルベルトに一目ぼれ。そこで生じるありふれた出来事。彼はその経験を咀嚼しながら、自分と世界の関係を広げていくという物語。プルーストの小説を読んでいて、それだけの理由でこの本を借りてきたのだけど、高機能自閉症の人が生きている世界を垣間見たような読後感。翻訳もとても心地よい。とても良い読書をすることができたように思う。2021/04/14

タカラ~ム

9
『自閉症スペクトラム障害』の高校生マーティンが、フランスの田舎町で過ごすひと夏を通じて、恋愛や友情などさまざまな経験をする。『自閉症スペクトラム障害』という耳慣れない障害。それは治すべき“病気”なのか? ひとりの少年の淡い経験を通じて、人が持つさまざまな特性をどう考えるべきかを考えさせる作品。ジャンルとしてはヤングアダルト小説になると思う。海外YAにはLGBTQや人種差別、貧困などいま私たちが考えるべきテーマを伝えてくれる良質な作品が多いことを再認識できた作品だった。2020/07/26

山のトンネル

6
これは良書。中高生におすすめしたい。2023/04/06

とみ

2
自閉症の息子(まだ幼児)がいるのですが、あるあるわかる!がいっぱいありました。自閉症のマーティンの目線で物語が進むため、文章は細々とあっちいったりこっちいったり。寄り道が多いけど、読みにくい訳ではなくて、マーティンらしさが愛おしい。彼が友達を作って、恋をして、自分と違う存在に気づくみずみずしいプロセスが本当に素晴らしかったです。幼いマーティンが初めてエラコリアでなく自分の気持ちでパンケーキが食べたいと言ったところ、涙出そうになりました。2020/09/12

かすり

1
マーティンは、自閉症スペクトラム障害のある高校生。アメリカを離れて、フランスでひと夏を過ごすことになった彼が、リセで得た友達、恋人との間で今まで知らなかったことを知り、体験していく。…マーティンは現実をプルーストの『失われた時を求めて』を介して認識する。生じる齟齬を、読者はハラハラして見守ることになる。マーティンの、自分以外のものにならなければならないのか?という問いは、障害の有無に関わらず、誰もが心を突かれるのではないか。この素敵な物語を、読むことができて本当によかった。2020/09/10

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