内容説明
第１回ショートショート大賞受賞。７８１７作品の頂点に立った注目の新鋭、デビュー！恋愛、幻想、嫉妬、笑い、恐怖、友情、復讐、ナンセンス―。等身大のテーマに魅せられる、ＳＳの枠を超えた多彩な「短品集」、全２４篇！（受賞作「瓶の博物館」収録）
著者等紹介
堀真潮［ホリマシオ］
甲南大学文学部卒業。２０１６年、「瓶の博物館」で第一回ショートショート大賞を受賞。『抱卵』がデビュー作（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Ikutan
73
第一回ショートショート大賞受賞の『瓶の博物館』を含む著者デビュー作。クスリとしたり、ニンマリしたり、そうかと思えばゾクリとしたり。SF、ホラー、不思議系にブラックなどなど切れ味のいいラストの24編。バラエティに富んでいて飽きることなく楽しめました。お気に入りは「うきわに」「恋のおまじない」「かたおもい」かな。ラストにニンマリ。「瓶の博物館」や表題作の「抱卵」は今まであまり読んだことのない不思議な雰囲気。現代社会にチクリと切り込んだ「取替時」「トレインゲーム」「不機嫌濃度警戒警報」の発想も面白かった。2017/01/29
ひらちゃん
63
こちらの本は、図書館の企画で借りてきました。帯だけを見て選ぶという‥‥。ショートショート大賞受賞に惹かれまして。ショートショートというと星新一を真っ先に連想しますが、こちらはSF的ばかりでなく日常的なブラック要素がふんだんに使われていて個性的。女性目線のものも多数あり堪能しました。新しいショートショートの世界が開けたようでこれからが楽しみです。2017/06/26
九月猫
45
キノブックスさんのＨＰを見ていて、気になった本。ショートショート２４篇。１話目がくすっと笑えるお話だったので、他のもそんな感じかなぁと思っていたら、けっこうブラック。コワ不思議なものから、怖いわっ！の一言しか出ないものまで（※当方怖がりなので、怖いものが平気な方はアテにしないでくださいね）。お気に入りは、「トレインゲーム」と表題作。前者は、実現すると楽しいかも？と思えるのは普段電車に乗らないからかしら。実現するほど平和な社会になればいいなぁ。後者は切なく苦しい味わいながら、未来を感じる結末で、とても好き。2017/01/23
メルル
23
ショートショート。皮肉めたいものや駄洒落っぽいものなど様々。概ね面白かった。余韻が残るものが好きだった。プリズムは切ないようでありながら怖さを感じた。2017/12/08
coco夏ko10角
16
第1回ショート・ショート大賞受賞作品収録、全24篇。2016/12/31
