目次
堀田善衞見研究序説
第1部 本論(堀田善衞・戦中から戦後へ―初期文芸評論からのアプローチ;上海・一九四五―堀田善衞『祖国喪失』論;「留用」日本人の“まなざし”―堀田善衞『歯車』の生成とその問題意識;『広場の孤独』の表現手法―堀田善衞における朝鮮戦争と「国民文学」;堀田善衞『漢奸』の問いかけ―戦後文学における「対日協力者」の表象;“他者”としての中国語―堀田善衞『断層』の材源と方法;堀田善衞『歴史』論―「上海シリーズ」最終篇の方法と射程;堀田善衞『時間』と南京大虐殺事件;堀田善衞の敗戦後文学論―「戦後十年」と「中国」の行方)
第2部 資料篇
著者等紹介
陳童君[チンドウクン]
1984年中国江蘇省生まれ。南京師範大学日本語科、北京外国語大学日本学研究センター修士課程、東京大学大学院国文学研究室博士課程を経て、2016年に東京大学で博士(文学)、専攻は日本近代文学。現在、中国・中山大学外国語学院副教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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