『金剛頂経』系密教原典研究叢刊
『一切悪趣清浄儀軌』の研究―Buddhaguhyaの註釈を中心に

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  • サイズ B5判/ページ数 373p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784907022037
  • NDC分類 183.7
  • Cコード C3315

内容説明

インド・チベット密教において葬送儀礼の基本となった『一切悪趣清浄儀軌』の全容を、ブッダグヒヤを中心とする諸家の註釈によって明らかにした、本格的な研究。マンダラ、潅頂、護摩などの儀礼を通じて、「金剛薩〓(た)」として衆生救済に赴く密教者の宗教性に迫る。後半にブッダグヒヤ註の全訳を付す。

目次

第1部 『一切悪趣清浄儀軌』の理解(『一切悪趣清浄儀軌』と他の密教経典との関係;三者の序分について;マンダラ・潅頂・護摩について;荼毘護摩について;Kamadhenuの註釈書にみる引用経軌について)
第2部 『一切悪趣清浄字義釈』和訳(根本タントラ;後タントラ;後後タントラ)

著者等紹介

中島小乃美[ナカシマコノミ]
岐阜県生まれ。臨床看護師として10年ほど勤務した後、種智院大学に進み「仏教における人間存在と救済」をテーマに研究を始める。大谷大学大学院文学研究科修士課程、博士後期課程に進み、2003年満期退学。2006年博士(文学)の学位を取得。奈良県立医科大学、明治国際医療大学を経て、佛教大学保健医療技術学部看護学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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