内容説明
病躯に鞭うち、南まわり地球一周の旅で書き上げた“粘液地獄”に堕とされた女たちの死のなかの生―「従軍慰安婦」問題の先駆けとなる労作を生み出した著者が、歴史に翻弄された女たちを悼む鎮魂の行脚。朝日新聞をはじめ各紙誌で絶賛・評価されたロングセラー『慰安婦たちの太平洋戦争』のノンフィクション作家、渾身の書き下ろし。
目次
第1章 波涛の涯へ
第2章 上海阿媽の人生詩
第3章 女衒王伊兵次を追う
第4章 緑林のからゆき馬賊たち
第5章 北を征くからゆき
第6章 からゆき遍路三千里
第7章 関東・東北のお女郎
第8章 天涯の女たち―還らざるパスポート
第9章 石の花に見た娼婦たち―中南米、南米篇
著者等紹介
山田盟子[ヤマダメイコ]
本名・光子。1926年、宮城県登米群に生まれる。忍土における女の命を問うた曾祖母の魂を継ぎ、20世紀の女性史を自業として執筆を続ける。著書に「鵜八臼」(埼玉県知事賞受賞)などがある
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