感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこと
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危機管理についての、精神論から実践までとても幅広い内容で執筆されており、読み応えがある内容でした。 自己のおかれた「公的立場」や、自己のそのおかれた立場によって保有している「公的責任」をしっかり自覚し、私的要求よりも、公的な立場および公的利益や問題点を優先的に考える習性を身に付ける大切さなど、民間企業・公共機関等どこの世界で従事しているかに関わらず、忘れてはいけないことだと、読んでいて迫力を感じた。2017/02/17
Ohe Hiroyuki
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公安調査庁出身・金沢工業大学教授の古市氏が中心となってまとめた一冊。先日、著者から話を聞く機会があったので、購入した。▼危機管理とは何かという総論から始まり、危機管理の場面(災害)、主体(企業・自治体)、危機の性質(サイバー攻撃等)に応じた各論が展開されている。▼危機管理に関する本には、総論という観点で書いた本がないという著者の指摘はなるほどごもっともである。その意味でも意欲的な一冊であるといえよう。総論の記載は大変参考になる。ただ、各論については他の本も併せて参酌されるべきであろう(特に法律の部分)。2016/04/30