内容説明
いつも家族を見守ってきた母。しかしその体は、末期ガンに侵されていた―。すべての母と、母の子どもたちに捧げる家族の再生と別れの物語。
著者等紹介
ノヒギョン[ノヒギョン]
1966年生まれ。ソウル芸術大学文芸創作科卒業。1995年「セリとスジ」(MBC)で放送作家デビュー。代表作に、「この世でいちばん美しい別れ」(1996年MBC/2011年邦題「世界で一番美しい別れ」でDVD日本発売)、「嘘」(1998年KBS)、「私たちはほんとうに愛したのだろうか」(邦題/愛の群像)(1999年MBC)、「孤独―愛するほどに深く」(2002年KBS)、「花よりも美しく」(2004年KBS)、「奇跡」(2006年MBC)、「グッバイ・ソロ」(2006年KBS)、「彼らが生きる世界」(2008年KBS)、「赤いアメ」(2010年KBS)など
吉川凪[ヨシカワナギ]
大阪生まれ。新聞社勤務を経て韓国の延世大学語学堂、仁荷大学国文科博士課程に留学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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lily
114
個人的評価5.0の韓国ドラマ「大丈夫、愛だ」の脚本家でもある。またも愛の表現法が美しい。決して上手ではない。だけど美しい。末期癌についても真実を語っていると思う。見つかるまではわからないし、見つかった時には手遅れ。手術しても切り口から腫瘍を拡げることになり、抗ガン剤も命の炎を弱めるだけ。死までの特効薬は現状を受け止める勇気と残された時間をどう生きるか、誰といたいか死に向けて前向きに進むことに尽きるだろう。死なない人なんていないのだから、どれだけ生きたかではなく、どう密度濃く生きたかにこだわりたいもの。2020/04/03
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