内容説明
残虐非道の王に反抗し捕らわれたメロス。妹の結婚式への参列とひきかえに親友セリヌンティウスを人質にさしだす。メロスはセリヌンティウスの処刑に間に合い、救うことが出来るのか!?友情を中心としたこの物語は教科書教材としても有名な作品である。他「パンドラの匣」収録。
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
1909‐1948。青森県出身。津軽の名家に生まれる。左翼活動に傾倒し、東京帝国大学へ入学するも除籍。井伏鱒二に師事。数度の自殺未遂と破滅的・退廃的な作風で多くの若者の共感を得たが、玉川上水にて自殺。三鷹市禅林寺で毎年6月桜桃忌として供養されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねいのん
2
走れメロスは読んだことがあったのですが、パンドラの匣はまだ未読だったので読みました。 そのパンドラの匣なんですが、太宰治作品とは思えないほど、内容がポップでした。 「結核」という重そうなテーマだったのですが、書いてあることは、そこまでずっしりくる感じではなかったです。 青春小説、ですかね。2013/06/28
ぴろ
1
太宰さんの作品は苦手でした…が、 メロスの後のパンドラのハコ(漢字がでない)を読んだとき、前向きでちょっと切ない感じの物語に感動しました! 表紙につられて買ってしまったのですがまさかこんなに面白いとは…笑 2009/09/15