内容説明
藩レベルで近世初期から幕末までの金銀出入処理法を通観。
目次
第1章 金銀出入裁判法の整備(藩政初期の金銀出入裁判法;元禄期の金銀出入裁判法の整備)
第2章 金銀出入裁判法の確立(享保四年幕府相対済令への対応;享保一四年幕府相対済令撤回令への対応)
第3章 金銀出入裁判法の修正(改革の端緒;改革の内容;改革の効果)
第4章 金銀出入裁判法の崩壊(寛政九年幕府相対済令継受をめぐる動き;天保一四年幕府相対済令継受を中心とする動き)
第5章 債務不履行者処分法としての「沽却」(「沽却」の法的性格;「沽却」の対象;「沽却」の手続;「沽却」の効果;「沽却」とつぶれ・欠所の関係;近世身代限法制・分散法制における「沽却」の位置)
著者等紹介
吉田正志[ヨシダマサシ]
東北大学大学院法学研究科教授。1948年生。東北大学法学部卒業。岩手大学人文社会科学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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