二人の炭焼、二人の紙漉―付・山口汎一「越中蛭谷紙」

二人の炭焼、二人の紙漉―付・山口汎一「越中蛭谷紙」

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784903351261
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0058

内容説明

富山県東部の山、長野県栄村の山、群馬県東村の山…三十年で元山へ戻る伝統の炭焼を昭和三八年まで担ったビルダン(蛭谷)村のある夫婦。難病と向き合いつつ「蛭谷和紙」再興も果たす二人山分けの幸福話。

目次

復員
結婚
新婚の炭焼き小屋
窯を築き、炭を焼く
自由と面白さ
ふじ子の発病
金沢の内田病院
長野の栄村へ炭焼に
ふじ子の大手術
龍沢鉱泉へどうぞ〔ほか〕

著者等紹介

米丘寅吉[ヨネオカトラキチ]
大正7年(1918)朝日町蛭谷に生まれる。昭和6年(1931)南保小学校を卒業、泊町中陣洋服店に徒弟住込み。14年(1939)12月、出征。中国(2年)、フィリピン・仏印・ベトナム・タイ・マレーシャ(4年余)。21年(1946)5月復員。6月、ふじ子と結婚。炭焼生活に入る。38年(1963)炭焼を止め、造林の職に就く。41年(1966)造林の職を辞め、蛭谷農村労働組合を結成(以後、10数年活動)。43年(1968)蛭谷町内会長に選出される(以後、12年勤める)。49年(1974)朝日町町会議員(共産党公認)に選出される(12年間、3期)。55年(1980)紙漉きを始める。平成14年(2002)紙漉きを止める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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