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塩の道旅日記

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784902731019
  • NDC分類 291.55
  • Cコード C0026

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

40
2004年刊。読メで知った画文集。尾張・三河から信州への「塩の道」、飯田街道のスケッチ日記となっている。全ページに配されたペン画が素晴らしい。建物や近景では、手描きの歪みが素朴な味を出す。街を見わたす鳥瞰図では、密集した屋根の線が鑑賞者を幻惑する。この吸い込まれそうな感覚はペン画の特質だと思う。三河湾岸や河口部の遠景は、広い水面と空が静けさを生んで心地よい。30ページをとる足助の章が本書の白眉。山に囲まれた足助の街は昭和までの佇まいを残す。懐かしい街並みと日常の暮らしが共存した景色が美しく、見入ってしまう2021/08/22

RYOyan

13
地元の風景が精密に描かれたこのペン画、どこか実家の近所の店で飾られていて、いつも観ていた記憶がある。吉良から岡崎、そして足助、飯田へと何度も行き来してきた道。かつての塩の道と呼ばれた時代と現代との比較はもちろん、ここ30年くらいの変化もまた身に染みるように感じた。著者がこの路の風景をペンを握ってスケッチし始めたのも、きっと今の自分の歳頃。感慨深いものがあった。2018/05/05

つちのこ

3
2004年刊。ペン画家・柄澤照文氏の画文集。長野県飯田から愛知県三河湾までを縦断する飯田街道=別名・塩の道を歩いてお気に入りの風景を描いている。まずもってその精密なスケッチに驚く。構図の取り方も正面から、真上からの俯瞰など、そのテクニックに魅了される。人物や犬の表情も味がある。古い町並みは写真も良いが、絵で表現するとまた違った良さに気づく。今年からにわかに奮起し、植物画(ボタニカル・アート)を始めた私であるが、こんな絵が少しでも描けたらと思わずにはいられない。2020/11/30

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