内容説明
愛するとはいったいどういうことなのか。愛の問題は人生の根本問題であるだけに、人間であるかぎり誰もがそれに思いを致してきた。単に歴史上、その名をとどめてきたすぐれた「愛の思想家」だけの問題ではない。有名無名、誰もがそれに思いを致してきたのである。本書はこの古くて新しい「愛の問題」を教育人間学の根本テーマの一つと受けとめ、多様な側面から考察したものである。
目次
1 人間形成領域(無の愛;愛を生きるとはどういうことか―スケッチを通して考える;人間における愛現象の分析)
2 臨床教育領域(教育と子育てにおける愛の行方―ピア・サポートの視点から;愛と存在;瞑想と愛―教育と癒しのための原理と方法を求めて)
3 心理健康領域(エクスタシーの価値性;「治療(者)的『愛』」の主題による組曲的変想
愛せるようになるために―合一体験と心理健康)
著者等紹介
林信弘[ハヤシノブヒロ]
1947年生まれ。1976年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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