内容説明
立松和平は、生き物たちの未来を見据え、世界に語りかけることをやめない真摯な運動家であった。時代と人間の闇を見据え、責務に生きた誠実な作家立松和平よ!君がこの地上に遺した万感の言葉たちが、人々の心の支えとして、根を張り葉を茂らせてゆくことであろう。魂魄はなおわれらが地上に留まり、菩薩の行を生き続けよ!この悪しき時代を糾し続けよ!君と共に在った四十年の歳月を思う。
目次
序歌 春の盃
第1章 泰樹百八首
第2章 短歌絶叫
第3章 対談俺たちはいま
第4章 立松和平論
第5章 さらば、立松和平