内容説明
アメリカ文学の金字塔『ハックルベリー・フィンの冒険』から『ジキル博士とハイド氏』『雨』『ユリシーズ』、長らく発禁だった奇書『巨匠とマルガリータ』まで。ニーチェ、ジョイス、サルトル、ピンチョン…コミックと難解文学の融合やいかに!?
著者等紹介
キック,ラス[キック,ラス] [Kick,Russ]
アメリカでベストセラーになった『神についてきみの知っていることはすべて間違っている(Everything You Know about God Is Wrong)』などで知られる著名なアンソロジスト
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山県生まれ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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厩戸皇子そっくりおじさん・寺
59
【マーク・トゥエイン誕生日読書会’17】ありがたい事に今年もマーク・トゥエイン誕生日読書会にお誘い頂いた。誘って下さるというのはしみじみ嬉しいものである。今年はアメリカ文学の最高峰と呼ばれる『ハックルベリー・フィンの冒険』を読もうと張り切っていたのだが、他の事にかまけていて読み始められぬまま終了間近に。慌ててこれを借りてきた。ハックルベリーの一場面が漫画になっているのだ。そこだけ読んだので読了のうちに入らぬが、誘って下さった恩義だけは果たしたかった。一読、いつか原作を是非読みたく思った。来年への宿題だ。2017/11/30
♪みどりpiyopiyo♪
37
アメリカ文学の金字塔『ハックルベリー・フィンの冒険』から『ジキル博士とハイド氏』『雨』『ユリシーズ』、長らく発禁だった奇書『巨匠とマルガリータ』まで。ニーチェ、ジョイス、サルトル、ピンチョン…コミックと難解文学の融合やいかに!? ■下巻は時代が下って現代に近づいたからか、文学作品として面白そうな作品が多くありました。■長編の一部抜粋や 短編を全部紹介してる作品が良かったです。長編の要約は好きじゃないけど、この手の本に求められてるのは要約なのかもですね。■巻末に訳者金原瑞人のあとがき有 (2012年)(→続2019/08/01
たまきら
25
上巻が面白かったので下巻も読んでみた。子どもの頃から好きだったハックルベリー・フィンから始まり、巨匠とマルガリータまで、胸に強烈に突き刺さるものが何個かあった。未読の物はぜひ読んでみたい。文字からビジュアル脳の人間が創造するイメージの鮮烈さは久々に自分の創造意欲を刺激してくれた気がする。2018/10/05
コニコ@共楽
10
上巻にハマったので、下巻も手に取ってみた。ラス・キックが集めた絵画コレクションを観るようで満喫できた。下巻は短編、それも今は文豪と呼ばれる作家の若い頃の作品などがあって嬉しい驚きだった。カフカとチャーリー・ブラウンの合体は不思議に違和感なく読めた。サキ、ジョイス、モームの短編は是非読んでみよう。2019/11/23
ケロたん
2
近代は不条理ものが多い気がする。鬱憤が溜まってる?2023/01/21