内容説明
川崎洋、待望の少年詩集。この詩集には「おいしい日本語」がいっぱい詰まっています。
目次
1 だだずんじゃん(なかま;おめでとう ほか)
2 ことばかくれんぼ(ことばかくれんぼ;なぞなぞ ほか)
3 づくし(てんづくし;まいまいづくし ほか)
4 とんちんかん(とんちんかん;食べたり飲んだり ほか)
5 でるでるモモタロウ(でるでるモモタロウ;けるけるウラシマタロウ ほか)
著者等紹介
川崎洋[カワサキヒロシ]
1930年、東京大森生まれ。西南学院専門学校英文科中退。横須賀の米軍キャンプなどに勤務。53年、茨木のり子と同人詩誌「櫂」を創刊。61年より、文筆生活に入る。読売新聞で「こどもの詩」欄の選者を務めるなど、子どもことば、方言、日常語の何気ない表現を愛してやまない
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
10
『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。予備本2020/03/08
ヒラP@ehon.gohon
6
川崎洋さんの詩は、味わうというよりも楽しむ詩だと思います。 この詩集の中でも、川崎さんの詩がリズミカルに、パズルのように、時には苦しみながらのこじつけのように展開されています。 子どもにとってはとても重要な言葉遊びの世界です。 多分、子どもたちには、自分たちなりにも作れるのではないかという、サンプ ルのようなおもむきがあって、繰り返し音読していると、子どもたちが親しみを持ってくれる、そんな世界です。2011/07/01
遠い日
2
川崎洋さんの、楽しい楽しいことば遊びの詩集。タイトルの「だだずんじゃん」は方言か何かかと思っていたら、川崎洋さんの作ったオノマトペだと知りました。こうとしか言えないことばであるようです。これは絶対声に出して読むべき詩集。そして、ちょっと真似して自分でも作ってみたくなりますね。2024/02/23
doji
2
言葉遊びの中にあたりまえのように死があるのが、マザーグースしかり、子どものうたにはつきものなんだなと読んでいて思う。豆腐の角にあたまをぶつけて死んじまえって、ひさびさに読んだ。あと、桃太郎が鬼退治の後、ひとの心に鬼が住むようになったとあるけど、これってよく言われてることなのかな。2017/01/02
のん@絵本童話専門
0
川崎洋さんの詩、和田誠さん絵。詩といっても、バリエーション豊かで、色んな切り口からの言葉遊びの数々が載っており、こんな詩もあるのか!と新鮮でした。開け~ごまや天気予報の決まり文句に寄せた詩など。私のツボとは少し違いますが、詩は特に自由形の極みみたいなところがあるから、色んな斬新さを楽しみたい。2021/10/26