MOKU選書
「まなびや」の行方

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900682566
  • NDC分類 002
  • Cコード C0030

内容説明

学ぶ楽しみは何処へ?日本を代表する2人の知性が、大学を、学ぶことの本質を、縦横無尽に語り合う。

目次

第1章 「まなびや」の在るべき姿を求めて(教会の「藁敷き」が教室だった;自然科学は「森の開墾」から始まった;教会の補強機関から「国家エリート養成機関」へ ほか)
第2章 「自分とはなにか」から始まる学問―歴史学(阿部謹也)(修道院で芽生えた「ヨーロッパへの憧れ」;「自分」を知ることは「全世界史」を知ること;教科書をおもしろくする工夫 ほか)
第3章 「学び」の原点はどこにあるのか(ウグイスは「カー」と鳴けるか;学習が子どもの発想を阻害している!?;「自分の目で見る」ことの難しさ ほか)
第4章 「数式にならない」からおもしろい―生物学(日高敏隆)(「学問」は役に立つか?;「生物」と「無生物」の違い;「カラスはなぜ攻撃したのか」 ほか)

著者等紹介

日高敏隆[ヒダカトシタカ]
滋賀県立大学学長、理学博士。専攻は動物行動学。1930年東京都生まれ。52年東京大学理学部卒業後、東京農工大学農学部講師、助教授、教授、京都大学理学部教授を経て現職。ローレンツ、ドーキンスの日本への紹介者として知られる。おもな著書に『動物という文化』『動物にとって社会とはなにか』『ぼくにとっての学校』。おもな訳書に『ソロモンの指環』『裸のサル』『利己的な遺伝子』などがある

阿部謹也[アベキンヤ]
共立女子大学学長。専攻はドイツ中世史。1935年東京都生まれ。58年一橋大学経済学部卒業後、同大学院社会学研究科博士課程修了。小樽商科大学教授、東京経済大学教授を経て一橋大学教授。92年からは同大学学長を務めた。99年より現職。社会史研究の泰斗として知られている。おもな著書に『ハーメルンの笛吹き男』『「世間」とは何か』『「教養」とは何か』『大学論』『阿部謹也著作集』などがある
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