日本人の忘れもの

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900594425
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

第1章 心(まける―相手に生かされる道をさぐる;おやこ―家族問題を招く子ども大人の氾濫;はなやぐ―恋愛は心の匂いだった ほか)
第2章 躰(ごっこ―子どもよ、もっと仲間と遊べ;まなぶ―生命のリズムを育てたい;きそう―競技とはお互いの成長を目指すものだ ほか)
第3章 暮らし(たべる―自然を生かしたおふくろの味を取り戻そう;こよみ―「体のカレンダー」をもとう;おそれ―自然へのおそれを忘れた現代人の遊び感覚 ほか)

著者等紹介

中西進[ナカニシススム]
1929年東京都生まれ。東京大学大学院修了。大阪女子大学長などを経て現在、帝塚山学院学院長、国際日本文化研究センター名誉教授。文学博士。『万葉集』など古代文学の比較研究を主に、日本文化の全体像をおさめた研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、和辻哲郎文化賞、大佛次郎賞ほか受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うめもも☆さくら

1
2.3巻も一緒に図書館で借りることができたので続けて読みました。 やさしい語り口で、日本が持っているはずの心持ちのよさを次々にあげています。ほんのり、いい気持ちになれる章もありました。 1巻の序文がすっきり心に響きます。「一人ひとりの教養の総体を文化と呼ぶ」「常に自分を高めていく尊敬の能力」などなど。日本文化の力について。2013/05/30

酔うた

0
確かに「忘れもの」だなあ。忘れもたのなら思い出して取りに行けばまだあるかもしれない。しかし2度と取り戻せないものも、中には含まれていたようだ。「かみさま」とか「おそれ」といった部分である。一旦なくしたらそれは不可逆的なような気がする。それが原子炉内のメルトダウンにつながっていったのだろう。著者はそういったことを一つ一つ「思い出し」ながら、「それでも・・・」と明日に希望を託しているように思える。「今日ぞ、冬立つ日なりけるもしるく、うちしぐれて空のけしきいとあわれなり」、この千年前の感覚が分かるうちに・・。2016/03/02

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