内容説明
産経新聞社の雑誌『正論』に三年間にわたって連載した「日本人探訪」をまとめたものである。インタビューの人選にあたっては、意識的にせよ無意識的にせよ、生き方、仕事ぶりがそのままで、今の日本に対する鋭い批判と問いかけになっている。
目次
山に棲むなり―宇江敏勝(著述家・林業)
幾年ふるさと来て見れば―増山たづ子(写真家)
「豊かさ」の世に放つ「負」の精彩―車谷長吉(作家)
みんな、見てやって下さい―ギリヤーク尼ケ崎(大道舞踊家)
家族なんてありゃあしません―大田学(元将棋真剣師)
みんな、お釈迦さんを忘れてる―西村公朝(僧侶)
実験でたどるはるかな「縄文」―楠本政助(実験考古学者)
木のいのち木のこころ―小川三夫(宮大工棟梁)
北朝鮮自責をバネに、仮借なき論陣―佐藤勝巳(現代コリア研究所所長)
勇者の時代があった―坂井三郎(元戦闘機搭乗員)〔ほか〕