内容説明
近年、パニック障害の臨床形態、その経過や治療反応性やcomorbidityをめぐる臨床的知見が次々にもたらされつつあり、また他方ではパニック障害に示される鋭い不安の由来をめぐる様々な視点からの生物学的研究が展開されている。本書には、パニック障害研究のまさに最前線に位置づけられる諸研究が掲載されている。
目次
1 パニック障害のニューロイメージング研究
2 パニック障害の30カ月転帰とその予測因子
3 CCKB受容体のパニック障害への関与
4 パニック障害における分子生物学的研究
5 事象関連電位からみたPanic Disorderの広場恐怖
6 パニック障害の1年転帰