出版社内容情報
小人の冒険がとても魅力的です。しかも魔法が使えるという所にどっぷりとはまってしまいました。発行日が約10年前というのにも驚きました。やはり良い本は時代を問わないというのは本当ですね。（品川区・坂本様）
小学校高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
68
図書館本：はなはなみんみ物語第２巻。前巻のラストで、小人の故郷に向けて出航した一行が、とある島に漂着してからのお話。平和な海岸で、航海の疲れを癒す日々を送っていたのも束の間。謎の地震が頻発するようになり、険しい岩山への引越しを余儀なくされる。やがて、地震の元凶を突き止めたはなはな達は･･･？若者達の勇気と、それを支える年長者の知恵。小人達が一丸となって困難に挑む様が良い。古い詩がヒントになる謎解きの趣と、冒険の醍醐味が満載の作品。２つめの魔法を駆使して難局を乗り切った一行。次巻、ついに故郷での完結へ。2014/03/02
ワッピー
10
はなはなみんみ第2作。前作で、忘れられた空中とびの魔法を身につけたはなはなたちが、救出した小人一家とともに小人族再興の夢をかけて、小人の街のあった地に向け、船出。未知の島で、再び家を建てて生活を再開するも、地震により家は倒壊してしまう。地震の謎を解くために、水中くぐりの魔法を身につけたはなはなたちが島を揺らすゆらぎの柱に立ち向かう。魔法の力は万能というわけではなく、島に住む動物たちの協力、自然の力を得て、ようやく大団円に至るプロセスに著者の大きなメッセージが籠められています。2018/12/14
シュウ
6
自分たちが蒔いた種を自分たちで拾い上げ、未来のために解決していく。身につまされる。2018/11/18
おはなし会 芽ぶっく
6
【子どもの本ブックトーク】おすすめリスト シリーズ はなはな、みんみと仲間たちが、小人戦争で滅んだ小人たちの故郷に旅立つ。2012/04/11
ゆりこ
4
表紙が素敵なのに書影がなくて残念。２巻の小人たちは水中くぐりの魔法を覚えます。１、２、３で息を吸い、４、５で息を吐く。これを繰り返しながら体に空気をためる「息止め法」。これ、小学生の時にお風呂で練習しました(笑)大人の今でも試したくなる(笑) 小人家族と仲間たちは必死に故郷を目指したけど、そこにあったのは戦争で傷んだ大地でした。今この現代に読むとヘビイです。でも若い小人たちは持ち前の好奇心や優しさで、世界を変えようと動きます。その姿がなんだか眩しい。希望が鎮魂になり、愛が力になるのを教えてくれるお話です。2012/05/15
