内容説明
共生を否定すれば競争は狂争と化し、競争を否定すれば共生は寄生(パラサイト)と化す―。なぜ、こうしたことが起きてしまったのか?21世紀を生き抜く「したたか系」の力を子どもにつけさせるために親がなすべきことはなにか?子どもの人間力から知力・学力、受験、そして「生きる力」まで。「競争しつつ共生する」ための子育てのコツを“勉強法の達人”が社会心理学の知見と自分の体験を踏まえて伝授する。自信と責任をもって子どもにかかわれと説く親必読の書。
目次
第1章 教育には大切なコツがある
第2章 子どもの人間力を伸ばすコツ―乳幼児期と児童期編
第3章 子どもの人間力を伸ばすコツ―思春期編
第4章 子どもの知力を伸ばすコツ
第5章 「ゆとり受験」のコツ
第6章 子どもの「生きる力」を伸ばすコツ
著者等紹介
中山治[ナカヤマオサム]
1947年神奈川県生まれ。臨床社会心理学出身の日本人論研究者。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。東大病院、川崎市心身障害センター、静岡県立女子短大、国際基督教大学教育研究所を経て二十一世紀日本研究所を設立。独自の日本人論、日本文化論をもとに日本の教育や政治、経営分野でのさまざまな提言を行っている。その傍ら、心理学と自分の子育て経験を生かした中山式勉強法を開発し、“勉強法の達人”と称されるほどである
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