内容説明
18世紀古伊万里染付への初の体系的アプローチ。655点の器皿を3つの様式に区分し、各々の意匠と裏銘、技法の特徴等を客観的に検証しながら、その製作年代までも明らかにする。多彩な文様と確かな技法で幅広く親しまれ、愛されている古伊万里染付のいまだ知られざる魅力に迫るヴィジュアル・ハンドブック。
目次
三様式の概要
古伊万里様式について
古伊万里様式の製品
古伊万里様式にみる底裏銘
新様式について
新様式の製品
新様式にみる底裏銘
白抜様式について
白抜様式の製品
白抜様式にみる底裏銘
著者等紹介
倉石梓[クライシアズサ]
昭和12年(1937)東京市王子区志茂町に生まれる。柏崎高等学校、日本大学卒業。現在、東京都嘱託。九州近世陶磁学会会員。『陶説』(日本陶磁協会)、『緑青』(マリア書房)、『別冊太陽<骨董をたのしむシリーズ>』(平凡社)、『遊楽』(むげん出版)などに寄稿
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