内容説明
時は戦国。天下を取る事と、領地を広げる国取り合戦に武将達が明け暮れていた時代。地底から、天下取りを狙う闇の軍団(妖魔軍団)がいた。妖魔軍団は、国を取られてそこから追われた武将達を集めて、妖術で洗脳し、戦闘員として雇い入れたり、殺された大将を甦らせたり、怪獣や怪人を作り出して、自分達が天下を取ろうとたくらんでいた。戦乱に明け暮れる彼らの姿を、天(太陽)や月から見ていた、天照主大御神とかぐや姫は、日本の行く末を憂い、救いの手を差し伸べる事にした。しかし男の武将が国の大将であっては、いつまでたっても争いは治まらないと判断し、心清く、美しく、優しく、しかも、とても腕の立つ、二人のくノ一を選び出す事にした。
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- 母 ―オモニ― 集英社文庫