とはいえ、熟年離婚に物申す

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784896100884
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0095

内容説明

損とか得とか良いとか悪いとかそんな単純に生きてきた訳じゃない。「更年期障害」「介護」「セックスレス」「老い」…熟年離婚に向い合ったとき、私たちに迫られる、選択とは。団塊熟年真っただ中ノンフィクション作家と詩人による終りのない千思万考。

目次

第1章 とある作家と伴侶の話(ねじめ正一の場合;工藤美代子の結婚)
第2章 妻の腹づもり(親の介護は蚊帳の外;更年期障害は妻の怠惰 ほか)
第3章 介護から見える風景(お袋との十五日間;兄弟 ほか)
第4章 対談 熟年世代を生きていく(するもしないも、腹据えて;男友達、女友達 ほか)

著者等紹介

工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年東京生まれ。チェコスロヴァキア・カレル大学留学を経て、73年よりカナダへ移住、カナダ・コロンビア・カレッジ卒業。1991年『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞受賞

ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年東京、高円寺生まれ。青山学院大学を中退。1981年、処女詩集『ふ』でH氏賞受賞。1989年『高円寺純情商店街』で直木賞受賞。小説執筆・詩作のかたわら東京の阿佐ヶ谷で「ねじめ民芸店」を営む。舞台での朗読パフォーマンスや、テレビ・ラジオでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キヌモ

2
夫にとっては年を取って体力のないときに突き付けられる離婚は本当にツライ。何が悪かったのかわからないほどだろう。妻のほうは長年に積もり積もった不満だ。そうなる前に歩み寄ることはできなかったのだろうか。 そのあたりを書いた本だと思う。2016/06/23

まるちゃん

1
工藤美代子とねじめ正一の対談が軽快でありながら説得力がある。連合いに自分の親を大事にしてもらうほど嬉しいことはない、というところがあったが、まさにそのとおり。年齢を重ねると尚更。人間としての優しさがそこにみえる。2012/02/13

貧家ピー

1
1・4章が二人の対談、2・3章はそれぞれが執筆。だめならば仕方ないが、熟年離婚で後悔しないように夫・妻共に努力しなさい、ということが言いたいのだろう。コミュニケーションは大事というよく言われていることが主題だった。2012/02/05

yukimono

0
☆5 2010/12/24

r1chouchou

0
熟年離婚についての2人の対談、それぞれの持論についてのお話。 主に妻から熟年離婚を切り出し、夫が慌てるパターンが多かった。 長年使用した車は慣れ親しむが、故障もすれば部品交換も必要で、新車よりもよほど手間も費用もかかるという説に納得。2019/06/17

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