出版社内容情報
《内容》 日頃しばしば遭遇する症状と徴候から、ごく限られた時間の中で的確な診断に到達するための研ぎ澄まされたアプローチの方法を伝授する。プライマリ・ケアの世界的指導者、Dr. Taylorらによってまとめられた。3分間では無理でも、10分かければ十分な判断材料が得られることを本書は実証する。実地医家に必携の手引書であり、臨床実習・研修の参考書としても恰好、最適の書。
《目次》
1.10分間診断の基本原理
2.鑑別のつかないプロブレム
2.1 食思不振
2.2 めまい
2.3 浮腫
2.4 転倒・転落
2.5 疲労感(倦怠感)
2.6 発熱
2.7 頭痛
2.8 過眠
2.9 不眠
2.10 悪心・嘔吐
2.11 寝汗
2.12 失神
2.13 体重減少
3.精神医学的プロブレム
3.1 不安
3.2 精神錯乱
3.3 うつ病
3.4 自殺の危険
4.神経系に関連したプロブレム
4.1 運動失調
4.2 昏睡
4.3 せん妄
4.4 痴呆
4.5 記憶障害
4.6 錯知覚と異知覚
4.7 けいれん
4.8 脳卒中
4.9 振戦
5.眼のプロブレム
5.1 視力障害
5.2 複視
5.3 眼振
5.4 乳頭浮腫
5.5 瞳孔不同
5.6 赤目
5.7 暗点
6.耳鼻咽喉のプロブレム
6.1 口臭
6.2 難聴
6.3 嗄声
6.4 鼻出血
6.5 咽頭炎
6.6 鼻炎
6.7 口内炎
6.8 耳鳴
6.9 めまい
7.心血管系のプロブレム
7.1 非典型的胸痛
7.2 胸骨後部痛
7.3 徐脈
7.4 心肥大
7.5 うっ血性心不全
7.6 拡張期心雑音
7.7 収縮期心雑音
7.8 高血圧
7.9 動悸
7.10 心膜摩擦音
7.11 Raynaud現象
7.12 頻脈
8.呼吸器系のプロブレム
8.1 咳
8.2 チアノーゼ
8.3 喀血
8.4 胸水
8.5 胸膜炎性疼痛(胸膜痛)
8.6 気胸
8.7 息切れ
8.8 stridor(喘鳴)
8.9 Weezing(笛音)
9.消化器系のプロブレム
9.1 腹痛
9.2 腹水
9.3 便秘
9.4 下痢
9.5 嚥下困難
9.6 心窩部不快感
9.7 消化管出血
9.8 肝炎
9.9 肝腫大
9.10 黄疸
9.11 直腸出血
9.12 脂肪便
10.腎および泌尿器系のプロブレム
10.1 排尿困難
10.2 血尿
10.3 インポテンス
10.4 夜間頻尿
10.5 乏尿と無尿
10.6 持続勃起症
10.7 陰嚢内腫瘤
10.8 陰嚢痛
10.9 尿道分泌物
10.10 尿失禁
11.女性生殖器に関連したプロブレム
11.1 無月経
11.2 乳房腫瘤
11.3 慢性下腹部痛
11.4 月経困難症
11.5 月経過多
11.6 乳汁分泌
11.7 子宮頸部細胞診の異常
11.8 閉経後の性器出血
11.9 帯下
12.筋骨格形のプロブレム
12.1 関節痛
12.2 下腿部痛
12.3 股関節痛
12.4 膝痛
12.5 腰痛
12.6 単関節痛
12.7 頸部痛
12.8 多発性筋痛症
12.9 肩部痛
13.皮膚科のプロブレム
13.1 脱毛症
13.2 多形紅斑
13.3 斑状丘疹
13.4 色素沈着障害
13.5 そう痒症
13.6 発熱に合併した紅斑
13.7 蕁麻疹
13.8 水疱性紅斑
14.内分泌および代謝のプロブレム
14.1 糖尿病
14.2 女性化乳房
14.3 多毛症
14.4 甲状腺機能低下症
14.5 多飲
14.6 甲状腺腫脹/甲状腺腫
14.7 甲状腺結節/甲状腺機能亢進症
14.8 甲状腺中毒症
15.血管およびリンパ系のプロブレム
15.1 全身性リンパ節腫脹
15.2 局所リンパ節腫脹
15.3 点状出血と紫斑
15.4 脾腫
16.検査結果異常:血液学的検査と尿検査
16.1 貧血
16.2 好酸球増加症
16.3 赤血球沈降速度の上昇
16.4 好中球減少症
16.5 赤血球増加症(多血症)
16.6 蛋白尿
16.7 血小板減少症
17.検査結果異常:血液生化学と免疫学的検査
17.1 アルカリホスファターゼの上昇
17.2 トランスアミナーゼ上昇
17.3 抗核抗体上昇
17.4 高カルシウム血症
17.5 高カリウム血症
17.6 低カリウム血症
18.診断画像の異常
18.1 骨嚢胞
18.2 縦隔腫瘤
18.3 骨減少症
18.4 孤発性肺腫瘤
内容説明
テイラー博士は、本書を、熟達した臨床医が座右のレファレンスとして用いることを念頭において編集しているが、そうであるがゆえに、この診断マニュアルは、臨床研修や参加型外来実習をこれから始めようとしている若手医師や医学生にプライマリ・ケア領域のエッセンシャルな知識を提供する優れた教育マニュアルとなっている。
目次
10分間診断の基本原理
鑑別のつかないプロブレム
精神医学的プロブレム
神経系に関連したプロブレム
眼のプロブレム
耳鼻咽喉のプロブレム
心血管系のプロブレム
呼吸器系のプロブレム
消化器系のプロブレム
腎および泌尿器系のプロブレム〔ほか〕
著者等紹介
テイラー,ロバート・B.[テイラー,ロバートB.][Taylor,Robert B.]
米国Oregon健康科学大学家庭医療学の主宰者として、また全米の地域プライマリ・ケア指導者として活躍
小泉俊三[コイズミシュンゾウ]
佐賀大学医学部附属病院総合診療部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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