私はがんで死にたい―ホスピス医が決めている最期

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784895893800
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0047

内容説明

がんで亡くなるのは3人に1人。「がん死」を正面から見つめてみる時代がきた。穏やかな最期を迎えるには、為すべきことがある…がん治療は受け過ぎず、生涯の締めくくりをし、友人との宴会を増やし、終末期の苦痛緩和を受け、延命治療は断り、「死」を受け入れる。2,500人以上の末期がん患者を診てきた、元がん外科医・現ホスピス医が想う死に際。

目次

第1章 高度進行がんになったら、手術は受けません
第2章 抗がん剤治療も受けません
第3章 体力のある間に、自分のやりたいことをします
第4章 在宅で最期を迎えるのが第一希望だが…
第5章 入院するならホスピスにします
第6章 痛みなどの苦痛は十分とってもらいます
第7章 食べられなくなっても点滴輸液は受けません
第8章 認知症になる前に依頼しておくこと
第9章 臨終に近づくときは、そっとしておいてもらいたい
第10章 安らかな死を妨げるのは最終的には心の痛み
補章1 残念でならない妻の臨終直前の呼吸苦
補章2 がんになったら、がんという病気の本性を理解しなければならない

著者等紹介

小野寺時夫[オノデラトキオ]
1968年、東北大学第2外科講師時代、日本で最初に中心静脈栄養法に着手し、研究会をつくって全国に普及。米コロラド大学病院で肝臓移植に携わったあと、1975年よりがん・感染症センター都立駒込病院勤務、その後、都立駒込病院副院長、都立府中病院院長と35年以上にわたって消化器がんの外科治療に携わる。その後、東京都多摩がん検診センター所長を経て、東京女子体育大学健康管理センター医、日の出が丘病院ホスピス科コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Schuhschnabel

3
タイトルに惹かれて一気に読んだ。端々で近藤誠の名前が出てくることが気になるが、現代医療に自分の死を奪われないようにするためにはどうすればよいかという問題意識には共感した。本書を通して、ガンと認知症はある種の老化現象と考え、対決するというよりは上手に付き合っていくことが大切なのだと認識を改めた。でも、いきなりの余命宣告から自分の好きなことを謳歌する自信は、少なくとも現時点では無いなぁ。2017/03/21

いつま

1
最初に見かけた時、『嘘だろう』と思いました。読んでいる時、患者の症状の生々しさに恐怖を抱きました。読み終えて、ここまで知っている人(医者)が、それでも『癌で死にたい』と思っているなんて、凄いと思いました。ただし、そう考える理由については、もう少しページを割いた方が良いと思います。2016/04/10

ユキハナ

0
がんになる=抗がん剤のイメージは確かに強い。2015/03/13

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