内容説明
「おとうちゃん、おかあちゃん、ぼくがいこうか?」「おにいちゃんが、ユキのさんかんに?」「そう、おとうちゃんのかわりに、ぼくがいく」
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
徳島県に生まれる。小学校教諭を経て、絵本や児童書などの創作活動を続ける。絵本『おこだでませんように』(石井聖岳絵、小学館)が第2回JBBY賞バリアフリー部門受賞
大島妙子[オオシマタエコ]
東京都に生まれる。出版社勤務を経て、絵本を描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨシ
13
お父さんもお母さんも仕事で行くことができなくなった参観日。でも、お兄ちゃんが替わりに参観してくれて、一緒に折り紙を折ってくれて。一生記憶に残る宝物のような思い出。お兄ちゃんにムカついた日があっても、この日のことを思い出せば、何でも許せる気がする。こんな優しい家族が欲しかったな。2023/05/16
みつばちい
11
両親が仕事で妹の幼稚園参観に行けなくなった。悲しむ妹のために、お兄ちゃんが行くことに。「今日はうちだけお兄ちゃんさんかんびだぞ」と張り切る。だけど親子で折り紙をするときに、頑張ってやったけど他の大人みたいに上手に折り紙が折れず妹がしょんぼり、、でも先生が卒園児であるお兄ちゃんの得意なことを思い出してくれてそれをみんなでやることに、、 良くも悪くも、くすのきさんらしいできすぎた話でリアリティがないけど、兄弟愛と幼稚園の先生の機転に心温まりました。2018/05/13
ほのぼの
9
優しいおにいちゃんだなあ。うちの子ども、姉弟で当てはめても、想像できない。 あったかい家族愛あふれる話だった。2019/06/19
そうさん
4
7歳。急にユキちゃんの幼稚園の参観日に行けなくなったおとうちゃんの代わりにおにいちゃんが参加。おにいちゃん、小学生だろうけど、何年生なのだろう。小学校を休んで参加するのを周りの大人たちが皆認めてくれるのも凄いなぁ。優しい気持ちになれるお話だった。2021/10/09
kor
2
妹を悲しませまいと頑張るお兄ちゃん。優しくてあたたかい気持ちになりました。先生もちゃんと見守ってくれていたのがよかった。きっとこの兄妹にとって忘れられない日になっただろうな。2022/04/29