出版社内容情報
統計学の学習を進めるうえでネックとなっていたことに、演習のための解析ソフトウェアが著しく高価である、ということが挙げられますが、本書は、オープンソースの「R」という解析ソフトウェアを使用してそれを解決しようとしています。大学・大学院の教科書、および、一般向けのコンパクトな解説書としてご好評をいただいている、コンピュータ イン エデュケーション アンド リサーチシリーズの最新刊(第7巻)です。
内容説明
本書は、統計学の考え方の基礎を説明しながら、実際に多くのデータを集めて分析する技術の初歩を解説するものである。
目次
統計学とは何だろうか?
統計的な考え方の基礎―確率と確率分布
データの尺度・データの図示
データを1つの値にまとめる(記述統計量)
比率に関する推定と検定
カテゴリ変数2つの分析
平均に関する推定と検定
2群の差に関するノンパラメトリックな検定
多群間の差を調べる―一元配置分散分析と多重比較
相関と回帰
時系列データと間隔データの扱い方
一般化線形モデル入門
高度な解析法についての概説
参考文献
著者等紹介
中沢港[ナカザワミナト]
1964年、東京都生まれ。博士(保健学)。東京大学助手を経て、2002年より、山口県立大学看護学部助教授として公衆衛生学、疫学、統計学を担当。専門は人口学・人類生態学。さまざまな地域の人間=生態系における個体群動態の多面的な実態把握と、それに基づくシミュレーションによる将来予測を研究テーマとしている
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