感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バジンガ
2
私は、浄土真宗なのですが、母が亡くなった後に親戚が、葬式の作法とか、仏壇の話ばかりされて本当の意味が知りたくなったことがあります。意外と浄土真宗のしきたりの意味を解説する本がなく、最初にたどり着いた本がこれでした。7回忌を終えて、次の13回忌まで時間がありますが忘れたころに思い出したいと思います。2019/01/12
Miyoshi Hirotaka
1
キリスト教が教会という公的な礼拝場所を整備したのに対し、仏教は仏壇という私的な礼拝設備を所有することを義務付けた。この点に気が付くと、次のように例えるのが適切。宗派はキャリア、お寺は系列ショップ、仏壇は携帯端末、仏具一式はSIMMカード。キャリアを気にするのは引き落とし時だけ、故障でもしない限りショップの場所も覚えていない。端末は好みで買い替えてしまうが、SIMMカードはそのまま。携帯電話登場以前に書かれた本だが、正しく未来を予測している。さて、これをどう次世代に引き継ぐか、私の世代の知恵が試される。2013/05/12