内容説明
今日の宗教は、従来のように、いわば個々人の信仰レベルの問題として矮小化し、宗教の社会への影響力を極力排除しようとする傾向にあった従来の宗教観を多少なりとも修正する必要がある。そしてそれは、今日の世界情勢が明白に示している。本書は、このような視点にたって、個々人の信仰対象としての宗教という視点はもちろん、文化や社会の統合原理としての宗教の役割に注目したものである。
目次
序 比較宗教学とは何か
第1章 聖典観
第2章 実在観
第3章 救済観
第4章 世界観
第5章 倫理観
著者等紹介
新免光比呂[シンメンミツヒロ]
国立民族学博物館助手
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