内容説明
自らのアンテナを信じ、時代のうたに真正面からぶつかり続ける河野裕子待望の第一評論集。女歌に新たな流れを拓いた「いのちを見つめる」から最新の評論までを収録。
目次
いのちを見つめる―母性を中心として
身体の歌
たったこれだけの家族
イデオロギー読みイズム読み
子はすんすんと
家族詠の前線をあるく
桜の歌―時間と空間
桜の歌をめぐって―新古今集と万葉集
母性の歌―五島美代子の歌
若き日のかなしみ―真鍋美恵子の歌
存在の悲劇性―葛原妙子の歌
内界と外界―森岡貞香の歌
歌のうまさ―河野愛子歌集『黒羅』
馬場あき子―『早笛』と『雪木』
静謐な時間―馬場あき子の歌
時評(軽く薄い歌―多すぎる発表の場;素人選者は困る―「鳩よ!」「月光」など;ヒーロー不在―「ハムレット」から「にせハムレット」へ;振幅の楽しさ―まじめから余裕へ;共同詩実現の場―新聞歌壇 ほか)
感想・レビュー
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