内容説明
「多文化共生」を目指す日本語ボランティアは何をすればいいのか。ボランティア日本語教室の現場を知り尽くした執筆陣が辿りついた答えは「相互理解のための対話活動」だった。
目次
第1章 日本語ボランティアを「知る」(これまでの私・今の私を見つめる;自分の持ち味を日本語ボランティアに生かそう;教室1―コーディネーターがいる教室 ほか)
第2章 日本語ボランティアを「やってみる」(日本語ボランティアをやってみよう;活動創造力(ネタが日本語教室をおもしろくする;ネタを生かし、会話を盛り上げる)
コミュニケーション力(耳を傾けて積極的に「聴く」;伝え方・伝わり方に気をつけて話す) ほか)
第3章 日本語ボランティアを「考える」(文法を教えてほしいと言われましたが、教え方が分かりません。;外国人参加者の日本語が上手になっている気がしないのですが…;どこまで日本語を直してあげればいいのでしょうか? ほか)
著者等紹介
御舘久里恵[オタチクリエ]
鳥取大学国際交流センター講師。日本語教育学会多文化共生社会における日本語教育研究会人材養成グループ所属。大学在学中より日本語ボランティアを始める。1999年より、(財)とよなか国際交流協会「とよなかにほんご」のアドバイザーとして、地域日本語活動のあり方をボランティアの皆さんと共に模索しながら実践してきた。2003年に現職に就いてからは、山陰地方を中心として地域日本語活動およびその人材育成に携わっている
仙田武司[センダタケシ]
元・(財)しまね国際センター多文化共生推進グループリーダー。日本語教育学会多文化共生社会における日本語教育研究会人材養成グループ所属。1994年、民間の日本語教員養成課程を修了。1995年、同センター採用。同じ地域に暮らす外国人と日本人が互いに学び合い理解し合える場としての日本語教室の整備に携わる。また、ICTを活用した多言語情報提供の仕組みづくり、コミュニティー通訳派遣システムの整備、外国人自助グループの支援などにも携わる
中河和子[ナカガワカズコ]
(有)トヤマ・ヤポニカ代表理事富山大学・富山県立大学非常勤講師。日本語教育学会多文化共生社会における日本語教育研究会人材養成グループ所属。1991年トヤマ・ヤポニカ入社以降、企業・大学・自治体等のさまざまな日本語教育に携わる傍ら、地域人材養成をライフワークとする。自身の他分野でのボランティア経験を参考に地域日本語活動の方向変換を図り、2000年より(財)とやま国際センターなどと協力して、現在県下の郡部に4箇所、OJT型の1年間養成で教室を立ち上げ、現在もアドバイザーとして出向く
吉田聖子[ヨシダセイコ]
元・しんじゅく多文化共生プラザ日本語コーディネーター。東京外国語大学多言語・多文化教育センターフェロー。日本語教育学会多文化共生社会における日本語教育研究会人材養成グループ所属。成人・親子・学習支援など複数の現場で、現在もボランティアとして活動中。また、教室アドバイザー、ボランティア・教室コーディネーターの養成講座などを通じて、主催者と共に地域の人材養成に携わる
米勢治子[ヨネセハルコ]
浜松学院大学現代コミュニケーション学部教授。日本語教育学会多文化共生社会における日本語教育研究会人材養成グループ所属。1985年より国際交流ボランティアの活動および帰国生の支援活動を始め、1989年より地域日本語教室で活動。2007年9月より文部科学省委託事業「多文化共生社会の構築に資する日本語教員養成プログラム」を担当し、地域日本語教室の設置・展開も行う。東海日本語ネットワーク副代表、保見ヶ丘国際交流センター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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