日本近代文学館資料叢書
文学者の手紙〈4〉昭和の文学者たち―片岡鉄兵・深尾須磨子・伊藤整・野間宏

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  • サイズ A5判/ページ数 315p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784891779948
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0395

内容説明

昭和の文学者たちは、戦前・戦中そして戦後という困難な時代をどう生きたか。57人の文学者の書簡313通を4つのテーマに分け、その精神の風景をさぐる。作品発表の場を確保しようとする者、左翼思想の故に獄に繋がれる者―時代の状況に翻弄されながらも、真摯に生きようとする文学者の心の声がきこえてくる。

目次

1章 新感覚派作家たちとその周辺(中河与一、川端康成書簡;片岡鉄兵・藤沢桓夫往復書簡;片岡鉄兵宛書簡)
2章 昭和詩とプロレタリア文学運動(深尾須磨子―愛の書簡(付、他の平戸廉吉宛書簡)
与謝野晶子・北川冬彦らから深尾須磨子へ
徳永直宛書簡(戦後)
青野季吉書簡)
3章 モダニズム文学の流れ―戦前から戦中・戦後へ(瀬沼茂樹宛伊藤整書簡;その他の伊藤整書簡;加藤よし子宛書簡;芥川比呂志宛中村真一郎書簡;芥川比呂志宛堀田善衛書簡)
4章 著者と編集者―戦中から戦後へ(亀井勝一郎・斐子宛書簡;石光葆宛書簡―編集者として;石光葆宛書簡―「日暦」同人として;坂本一亀宛書簡―戦後派作家より;坂本一亀宛書簡―「新人」作家より)
解説