内容説明
本書は医学教育を受けていない言語病理学を学ぶ人あるいは学生のために、言語病理学の立場から神経学を分かりやすく解説した教科書である。まず神経系の解剖・構造と機能全般について解説し、次いで神経言語学ととくに密接な関連をもつ脳の解剖と機能を紹介しながら、さらに言語機能や言語病理学、発育途上の脳における言語機能やその障害などを詳細に、しかも分かりやすく解説している。
目次
言語神経学入門
神経系の構造
ニューロンの機構
発話と聴覚の神経感覚機構
発話の神経運動支配
脳神経
運動性言語障害症候群
言語中枢メカニズムとその障害
発達中の脳のおける言語メカニズム
脳の発達と言語障害
著者等紹介
田中隆一［タナカリュウイチ］
１９４１年生まれ。１９６５年新潟大学医学部卒業。１９６６年新潟大学医学部附属病院医療実地修練修了。１９７０年新潟大学大学院医学研究科修了。新潟大学脳研究所脳神経外科（植木幸明教授）副手。１９７３年新潟大学脳研究所脳神経外科助手（１９７３年６月より１９７５年９月まで米国ＷＩＳＴＡＲ研究所研究員）。１９８０年新潟大学脳研究所脳神経外科教授
相馬芳明［ソウマヨシアキ］
１９４８年生まれ。１９７５年東北大学医学部卒業。東京逓信病院内科研修医。１９７７年新潟大学脳研究所神経内科入局（医員）。１９８０年東京大学医学部神経内科（研究生）。１９８３年東京都神経科学総合研究所（主任研究員）（１９８６年８月より１年間、フランス政府の給費生としてパリ大学医学部サルペトリエール病院に留学）。１９８８年新潟大学脳研究所脳神経内科（助手）。１９８９年竹田総合病院神経内科（医長）。１９９３年新潟大学脳研究所神経内科（助教授）。２０００年相馬神経内科クリニック院長
伊林克彦［イバヤシカツヒコ］
新潟リハビリテーション専門学校
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