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内容説明
ナチに父を殺されゲットーや強制収容所で過酷で残忍な仕打ちをうけながらも生への希望を失わず生き抜いた一少女の感動の記録。六歳で亡命し、十四歳でゲットーに送られ、迫害、大量殺戮、ガス室、焼却炉…。苦痛と悲しみと恐怖の回想は直截で激しくその真実の衝迫力は読者をとらえて離さない。非人間的で凄惨な「史上最大の地獄=ホロコースト」から奇蹟的に生還した著者の体験と告発。
目次
1 母と娘
2 狭い橋
3 ゲットーに逐われて
4 迫りくる炎
5 燃える船
6 解放
7 イスラエルでの新生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
4
ドイツのブルジョア階級出身のユダヤ人女性が、僅か6歳でリトアニアに亡命し、その後もドイツ軍の侵入でゲットーや強制収容所へ送られ、父を失いながらも母と生き延びた手記。とにかく、本人の強い意志と幸運(としか表現出来ない)で運命を切り開いたという感じだ。戦後、イスラエルへ移住し、熱烈なシオニストになったのも、この体験からすると当然だろう。この本で印象に残ったのは、亡命したリトアニアがソ連に併合されると、ユダヤ人がシベリアへ強制移送される事になり、一家で肉屋の冷凍庫に隠れて、それを逃れたこと。敵は至るところにいた2021/09/04
Arte
0
ドイツの富裕家庭のユダヤ人である主人公が、一家でリトアニアに逃げて、ゲットーから収容所送りになり、怪我をしてそのまま焼却炉に放りこまれそうなところをなぜか助かったりと、数々の危ないところを生き残って、母と婚約者と共にイスラエルに移住した話。運って恐い。2014/08/11




