H.pylori除菌時代の消化性潰瘍の治療

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H.pylori除菌時代の消化性潰瘍の治療

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  • サイズ B5判/ページ数 303p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784888751209
  • NDC分類 493.4
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  消化性潰瘍に対する考え方はHelicobacter pylori(H.pylori)の発見以降,激変した.とくに治療については劇的なbreak throughがあり,今日世界の多くの国でH.pyloriの除菌療法が第一に選択されるべきものとなっている. そこで本書は,H.pylori除菌療法の時代を迎えた消化性潰瘍の治療法を整理し,これをまとめて臨床の最前線に役立てることを目的に企画された. まず,潰瘍治療がこれまでどのように行われてきたのかふり返ることから本書を始め,治療にいかに診断を役立てるかという,これまでの診断学とはやや異なった観点から,各種診断を取り上げた. H.pyloriの時代に入って,消化性潰瘍は,1.H.pylori関連潰瘍,2.NSAID関連潰瘍,3.その他の潰瘍の順にウェイトが置かれるようになってきた.そこで,まず第一にH.pylori除菌療法を取り上げ,その意義,適応から除菌療法の実際,不成功例への対応,副作用,除菌後の問題,長期予後など,H.pylori除菌に関わるおもな問題を網羅するよう心がけた. 次にNSAID関連潰瘍の取り扱い方をまとめた.人口の高齢化とともにNSAIDを用いる機会はますます増加し,現に臨床の場では出血性胃潰瘍の多くがNSAID関連であることが実感されている.H.pyloriの除菌が進み,また日本人のH.pylori陽性率が低下しつつある今日からみて,将来は消化性潰瘍の中でももっとも大きな位置を占めるものと思われるNSAID対策はきわめて重要である. 第三に,その他の潰瘍として,ストレス潰瘍,難治性潰瘍,小児潰瘍,高齢者潰瘍の取り扱いをまとめ,次いで合併症対策,対症療法,維持療法,一般治療を取り上げた. 本書の後半は,潰瘍治療薬を主題として取り上げ,現在用いられている各種抗潰瘍薬や補助薬の作用機序,薬理,用法,効果,副作用をまとめ,臨床使用に役立てることとした.    《目次》 I.潰瘍治療の歴史…丹羽寛文II.治療に必要な診断学  1)内視鏡診断はどう役立つか…金子榮藏,竹内 健,飯田貴之     I.病期診断     II.予後診断     III.良悪性の診断     IV.H.pyloriの診断  2)内視鏡からみたH.pylori診断…井田和徳,黒田雅昭     I.正常胃粘膜像     II.H.pylori感染胃粘膜の特徴     III.H.pylori感染の内視鏡診断     IV.Hemoglobin index  3)X線診断はどう役立つか…丸山俊彦,越川 均,清水晴恵     I.正面像の検討     II.側面像の検討  4)超音波内視鏡はどう役立つか…芳野純治,乾 和郎,若林貴夫     I.消化性潰瘍の超音波像     II.難治性潰瘍の診断と治療薬剤の選択     III.EUSからみたUl-IVの再発要因     IV.H.pyloriとEUS像     V.出血性胃潰瘍に対するカラードプラ超音波内視鏡検査  5)pHモニタリングはどう役立つか…黒澤 進  6)血清ペプシノゲンはどう役立つか…三木一正     I.血清ペプシノゲン値概論     II.消化性潰瘍における年齢別血清ペプシノゲンI値     III.ヒスタミンH2受容体拮抗薬維持療法下での再発性消化性潰瘍における血清ペプシノゲンI値     IV.出血性びらん・潰瘍(急性胃病変)における血清ペプシノゲン値     V.血清ペプシノゲン値と胃液・酸ペプシノゲン分泌との相関III.潰瘍治療の目標と方針…中村 孝司     I.潰瘍の治療方針     II.潰瘍の再発抑制IV.H.pyloriの除菌療法  1)除菌の意義,適応…下山 孝     I.○○○  2)除菌治療法の実際とその効果…久保田利博,藤岡利生     I.3剤併用療法     II.各国でのH.pylori除菌治療のガイドライン     III.薬剤耐性     IV.除菌治療による消化性潰瘍の再発率の低下  3)除菌治療におけるPPIの意義…北台晴彦,鎌田智有,春間 賢     I.プロトンポンプ阻害薬の種類とH.pyloriに対する抗菌作用     II.PPIを中心とした多剤併用療法  4)除菌不成功例への対応とその効果…星谷 聡,高橋信一     I.適切な薬剤内服の徹底     II.薬剤耐性菌     III.プロトンポンプ阻害薬とCYP     IV.胃粘液     V.二次除菌法の報告     VI.当科におけるに二次除菌療法  5)除菌療法の副作用とその対策…井本一郎     I.各薬剤の副作用     II.除菌療法時の副作用     III.副作用に対する対策  6)除菌後にみられる病態への対応…屋嘉比康治  7)除菌療法の長期予後…井本一郎  8)Cost benefitからみた除菌療法…高木敦司     I.効果とコスト     II.EBMの観点からみた消化性潰瘍におけるH.pylori除菌療法     III.消化性潰瘍の治療におけるdecision tree分析     IV.消化性潰瘍におけるMarkov連鎖     V.わが国における消化性潰瘍治療  9)潰瘍出血に対するH.pylori除菌の効果…佐藤貴一     I.除菌治療の効果     II.除菌治療と維持療法の比較     III.H.pyloriおよびNSAIDsと潰瘍出血  10)NSAID潰瘍に対するH.pylori除菌の効果…加藤元嗣,浅香正博     I.NSAID潰瘍とH.pylori感染の関連     II.NSAID潰瘍に対するH.pylori除菌の効果V.NSAID潰瘍の予防と治療  1)NSAID潰瘍におけるプロスタグランディンの意義とそれに関連した治療上の対策…荒川哲男,樋口和秀,藤原靖弘     I.胃粘膜におけるPG研究の歴史的流れとサイトプロテクション     II.PGの新たな作用―抗炎症作用     III.NSAID胃粘膜傷害の機序     IV.NSAID改良による胃粘膜傷害への対策     V.NSAID胃粘膜傷害対策としてのPG製剤の意義  2)NSAID潰瘍におけるフリーラジカルの意義とそれに関連した治療上の対策(NO-NSAIDなども含めて)…吉川敏一,内藤裕二     I.NSAIDs惹起性胃粘膜障害と活性酸素・フリーラジカル     II.NSAIDによる胃粘膜傷害とアポトーシスと一酸化窒素による粘膜保護作用     III.治療への応用  3)選択的COX-2阻害薬の胃粘膜への効果(多くの治験中の薬物の成績も含めて)…辻 晋吾,辻井正彦,川野 淳     I.健常胃粘膜に対する効果     II.胃粘膜におけるCOX-2の発現と意義  4)NSAID潰瘍に対する酸抑制薬の効果…中村孝司     I.プロトンポンプ阻害薬     II.ヒスタミンH2受容体拮抗薬  5)NSAID潰瘍の予防対策(坐剤の評価も含めて)…前田 淳,重本六男,山下克子     I.予防対策VI.Stress潰瘍の発生機序とその治療評価…青山伸郎     I.ストレスによる胃病変発生の機序     II.ストレスと消化性潰瘍     III.抗精神薬の消化性潰瘍における効果VII.難治化の原因と難治性潰瘍に対する対策(ZE症候群を含めて)…小越和栄     I.潰瘍の治癒速度と難治性潰瘍     II.酸分泌抑制不十分による潰瘍の難治化VIII.小児潰瘍の実態と治療…鎌形正一郎     I.診  断     II.治  療IX.高齢者潰瘍の特徴とその治療…渡辺 亨,千葉 勉     I.加齢に伴う胃の変化     II.高齢者潰瘍の特徴     III.高齢者潰瘍の治療X.合併症への対応 a.消化性潰瘍(合併症)に対する外科治療の適応――現在の考え方…清水伸幸,上西紀夫     I.手術術式     II.手術適応の変遷 b.出血対策…増田勝紀     I.治療法の選択とその根拠     II.内視鏡的止血法     III.保存的止血法     IV.その長期予後 c.穿孔対策  1)治療法の選択とその根拠…和田信昭  2)外科的治療法(腹腔鏡下手術を含む)…大谷吉秀,北島政樹     I.消化性潰瘍治療と外科     II.潰瘍穿孔に対する手術     III.腹腔鏡下大網被覆術の方法     IV.術後のフォローアップ  3)保存的治療法…和田信昭XI.対症療法  1)対症療法の対象と適応…平山洋二     I.消化性潰瘍の症状     II.対症療法の対象と治療     III.外科的手術の適応     IV.心身症としての対症療法     V.治療の基本  2)腹痛の対策…辻 正弘,一瀬雅夫     I.消化性潰瘍     II.消化性潰瘍と腹痛     III.心窩部痛と伴う疾患     IV.消化性潰瘍の腹痛に対する対策  3)胸やけの対策…前田正毅,草野元康     I.消化性潰瘍の胸やけの原因     II.治療概念     III.治療方法     IV.Step-up療法とstep-down療法  4)腹部膨満感の対策…星野恵津夫,帯刀 誠,大林隆晴     I.併存する消化管運動障害,腹部膨満型の過敏性腸症候群,呑気症,あるいは乳糖不耐症     II.潰瘍の治療に用いた薬剤の副作用としての腹部膨満     III.十二指腸潰瘍,幽門前庭部潰瘍,あるいはそれらの瘢痕狭窄による胃の排出障害     IV.消化性潰瘍に対する手術の後遺症としての胃の排出障害     V.潰瘍の穿孔による腹腔内遊離ガスのための腹部膨満XII.維持療法の意義と方法…瀬尾 充,岡田光男     I.従来の維持療法の意義     II.H.pylori時代における維持療法XIII.一般的治療の意義  1)日常生活…久山 泰  2)食  餌…西中川秀太,石井太郎,久山 泰  3)飲  酒…西中川秀太,石井太郎,久山 泰  4)喫  煙…石井太郎,西中川秀太,久山 泰  5)嗜 好 品…石井太郎,西中川秀太,久山 泰XIV.潰瘍治療薬の臨床 a.潰瘍治療における酸抑制の意義…桑山 肇     I.消化性潰瘍と胃酸分泌     II.胃酸分泌抑制薬の効果     III.長期にわたる胃酸分泌抑制と胃粘膜  1)プロトンポンプ阻害剤(PPI)   I)PPIの薬理作用,作用機序…井上 正規     I.H+/K+ ATPase(プロトンポンプ)     II.PPI     III.PPIの作用機序     IV.PPIの酸分泌抑制作用     V.PPIの酸分泌抑制作用以外の作用   ii)EMBからみたその有用性と適応…中村孝司     I.胃潰瘍     II.十二指腸潰瘍     III.吻合部潰瘍     IV.逆流性食道炎     V.Zollinger-Ellison症候群     6.再発防止効果   iii)投与量,投与法からみた使い方…中村 孝司     I.H2RAの投与回数     II.H2RAの投与時間     III.投与量   iv)EM・PMからみた有効性と使い方…古田隆久     I.EM・PMとは     II.EM・PMとPPIの薬物動態・薬力学   v)Nocturnal acid breakthroughの意義(PPIとH2RAの併用についても)…足立経一,勝部知子,木下芳一     I.Nocturnal acid breakthroughの頻度とHelicobacter pylori感染について     II.Nocturnal acid breakthroughの成因について     III.Nocturnal acid breakthroughの意義について     IV.Nocturnal acid breakthroughの対策について   vi)PPIの長期投与と胃炎の進展…上村直美,岡本志朗,山本惣一郎     I.PPI短期投与と組織学的胃炎の推移     II.PPIの長期投与が体部胃炎を増悪し萎縮を進展させるのか?   Vii)pHモニタリングからみたPPI…木平 健,吉田行雄,菅野健太郎   viii)PPIの副作用とその発生機序…小林壮光,矢花 剛     I.PPIの直接的な副作用     II.二次的副作用からみたPPI投与時の臨床上の留意点  2)ヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RA)   I)H2RAの薬理作用・作用機序…屋嘉比康治   ii)EMBからみたその有用性と適応…中村孝司   iii)投与法,投与量からみた使い方…中村孝司   iv)H2RAに対する慣れとrebound現象…大澤博之,菅野健太郎     I.ヒスタミンH2受容体構造の解明     II.H2受容体のリガンド認識機構     III.H2受容体拮抗剤に対する慣れ     IV.H2受容体拮抗剤とリバウンド現象   vi)LESに影響を与えるH2RA…黒澤 進   vii)pHモニタリングからみたH2RA…黒澤 進   viii)H2RAの副作用とその発生機序…藤田朋恵,熊谷雄治,西元寺克禮     I.造血系への作用     II.免疫系への作用     III.肝・胆道系     IV.心血管系     V.中枢神経系     VI.内分泌系     VII.消化器系     VIII.薬物間相互作用  3)選択的ムスカリン受容体拮抗薬(M3RA)   I)M3RAの薬理作用,作用機序…谷 礼夫     I.ムスカリン受容体とは     II.ムスカリン受容体の分類     III.ムスカリン受容体の分子構造     IV.臨床でいうムスカリン受容体拮抗薬(抗コリン薬)とは     V.消化性潰瘍治療薬としてのムスカリン受容体拮抗薬     VI.臨床で使用されているムスカリン受容体拮抗薬の種類     VII.選択的ムスカリン受容体拮抗薬(M3RA)   ii)M3RAの投与量,投与法…谷 礼夫     I.経口薬     II.注射薬   iii)その利点,適応…谷 礼夫     I.M3RAの適応     II.M3RAの利点   iv)M3RAの副作用とその発生機序…谷 礼夫     I.M3RA以外のムスカリン受容体拮抗薬(抗コリン薬)の一般的な副作用     II.M3RAの副作用 b.粘膜保護薬,防御因子増強薬の意義  1)強力な酸分泌抑制作用を有する防御系薬物  ①セクレチン   I)抗潰瘍薬としてのセクレチンの薬理作用と特徴 隅井浩治     I.セクレチンの薬理作用     II.セクレチンによる胃酸分泌抑制     III.セクレチンの酸分泌抑制機序     IV.セクレチンによる胃粘膜防御     V.航海用剤としてのセクレチンの薬理作用とその特徴   ii)EMBからみたその有用性と適応…隅井浩治     I.消化性潰瘍の治療成績     II.消化管出血治療   iii)投与量,投与法…隅井浩治     I.投与禁忌     II.慎重投与     III.重要な基本的注意   iv)副作用とその発生機序…隅井浩治  ②ミソプロストール   I)ミソプロストールの薬理作用,作用機序…中村孝司     I.胃酸分泌抑制作用     II.防御因子増強作用   ii)EMBからみたその有用性と適応…中村孝司     I.通常の胃潰瘍に対する効果     II.十二指腸潰瘍に対する効果     III.NSAID潰瘍に対する効果     IV.適  応   iii)投与量,投与法と副作用…中村孝司  2)粘膜保護薬   I)その薬理作用,作用機序…平石秀幸,島田忠人,寺野 彰     I.スクラルファート     II.アセグルタミドアルミニウム     III.アルジオキサ   ii)EMBからみたその有用性と適応…平石秀幸,島田忠人,寺野 彰     I.スクラルファート     II.アセグルタミドアルミニウム     III.アルジオキサ     IV.アルジオキサ,アルミニウム合剤   iii)投与量,投与法,併用禁忌…平石秀幸,島田忠人,寺野 彰     I.スクラルファート     II.アセグルタミドアルミニウム     III.アルジオキサ   iv)副作用とその発生機序…平石秀幸,島田忠人,寺野 彰     I.アルジオキサ     II.スクラルファート     III.アセグルタミドアルミニウム     IV.アルジオキサ  3)粘膜防御因子増強薬(ミソプロストールを除く)   I)その薬理作用,作用機序…寺野 彰     I.防御因子増強薬とは     II.H.pyloriの登場     III.防御因子増強薬の種類と作用機序   ii)EMBからみたその有用性と適応…寺野 彰     I.併用療法     II.初期治療における防御因子系薬剤     III.再発防止に対する効果     IV.維持療法     V.十二指腸潰瘍における防御因子増強薬     VI.H.pyloriと防御因子増強薬     VII.EBMと防御因子増強薬   iii)投与量,投与法…寺野 彰   iv)副作用とその発生機序…寺野 彰   v)今後の可能性…寺野 彰     I.H.pyloriと防御因子増強薬     II.防御因子増強薬は必要か? C.鎮痙薬   I)その作用機序…谷中昭典   ii)EBMからみたその有用性…谷中昭典   iii)副 作 用…谷中昭典 d.消化管運動機能調節薬  I)その作用機序と薬理…村松 茂,三輪 剛     I.塩酸ベタネコール;bethanechol chloride(ベサコリン(R))     II.ナパジシル酸アクラトニウム;aclatonium napadisilate(アボビス(R))     III.メトクロプラミド;metoclopramide(プリンペラン(R))     IV.ドンペリドン;domperidone(ナウゼリン(R))     V.塩酸イトプリド」;itopride hydrochloride(ガナトン(R))     VI.シサプリド;cisapride(アセナリン(R),リサモール(R))     VII.クエン酸モサプリド;mosapride citrate(ガスモチン(R))     VIII.マレイン酸トリメブチン;trimebutine maleate(セレキノン(R))     IX.Erythromycin  ii)EBMからみた有用性…村松 茂,三輪 剛     I.塩酸ベタネコール;bethanechol chloride(ベサコリン(R))     II.ナパジシル酸アクラトニウム;aclatonium napadisilate(アボビス(R))     III.メトクロプラミド;metoclopramide(プリンペラン(R))     IV.ドンペリドン;domperidone(ナウゼリン(R))     V.塩酸イトプリド」;itopride hydrochloride(ガナトン(R))     VI.シサプリド;cisapride(アセナリン(R),リサモール(R))     VII.クエン酸モサプリド;mosapride citrate(ガスモチン(R))     VIII.マレイン酸トリメブチン;trimebutine maleate(セレキノン(R))     IX.Erythromycin  iii)副作用…三輪 剛     I.塩酸ベタネコール;bethanechol chloride(ベサコリン(R))     II.ナパジシル酸アクラトニウム;aclatonium napadisilate(アボビス(R))     III.メトクロプラミド;metoclopramide(プリンペラン(R))     IV.ドンペリドン;domperidone(ナウゼリン(R))     V.塩酸イトプリド」;itopride hydrochloride(ガナトン(R))     VI.シサプリド;cisapride(アセナリン(R),リサモール(R))     VII.クエン酸モサプリド;mosapride citrate(ガスモチン(R))     VIII.マレイン酸トリメブチン;trimebutine maleate(セレキノン(R))     IX.Erythromycin

内容説明

本書は、H.pylori除菌療法の時代を迎えた消化性潰瘍の治療法を整理し、これをまとめたものである。

目次

1 消化性潰瘍の治療の歴史
2 治療に必要な診断学
3 潰瘍治療の目標と方針
4 H.pyloriの除菌療法
5 NSAID潰瘍の予防と治療
6 ストレス潰瘍の発生機序とその治療評価
7 難治化の原因と難治性潰瘍に対する対策
8 小児潰瘍の実態と治療
9 高齢者潰瘍の特徴とその治療
10 合併症への対応
11 対症療法
12 維持療法の意義と方法
13 一般的治療の意義
14 潰瘍治療薬の臨床

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