内容説明
映画「スカイ・クロラ」原作の人気作家・初の音楽エッセイ。西尾維新、ゆうきまさみ、山本直樹との対談や、「自宅ガレージ=森博嗣的音楽環境」取材レポートも特別収録。
目次
音楽に関する仕事
僕の音楽遍歴
音楽を鳴らす装置
テープで聴いていた時代
上手いか下手か
アーティストの変化
音楽の作用
ライブにいく
道具に拘る
ジャズって…〔ほか〕
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年12月7日、愛知県生まれ。作家、工学博士。某国立大学工学部助教授のかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回「メフィスト賞」を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
S.コーニック
4
自分を貫く姿勢の際立つ作家、森氏による音楽エッセィ。ぼくは、ゆうきまさみ氏との対談が、この本のお目当てでした。他の方の対談、エッセィを読んでいてぼくの耳が物理的に立ったのは、ぼくの気になる固有名詞がぽろぽろ出てきていたところ。長くなるのでいちいち挙げませんが。音楽にまつわる固有名詞が出てこないかわりに。この、固有名詞に関しては、冒頭あたりに素晴らしい文章表現がなされていて一読の価値あり。「なぜ固有名詞がでてこないのか」を説得的に美しく説明、相変わらず素晴らしい。ドッガンドール。2020/10/30
なか
3
図書館の音楽関連本のコーナーで、偶然見つけて手に取りました。大好きな森博嗣と音楽のコラボ!最高でした。一日で一冊読了したのはいつぶりかなあ。アーティストの変化に対する考え方や、「#10 道具に拘る」の項目など、共感するところが多く、その一方で初めて触れる考え方も多く、「エッセイもいいなあ」と感じました。普段エッセイはほとんど読まないのですが。ところどころに挟まる笑いの要素にはくすりとさせられました。森先生は私の父と同年なので、「父の時代はこんな感じだったんだなあ」と想像しながら読むのも楽しかったです。2014/09/20
クローカ
2
エッセイ集。確かに『森博嗣の音楽エッセイ』って字面だけでもうちょっと面白いものね。中身はまあ、いい感じに偏っていて面白かったです。軸のぶれない人やね。2010/03/31
空猫
1
エフエム東京出版の森博嗣エッセイ・対談集。森博嗣は奇抜なことを注目されるために言っているのではなく、自分が正しいと思うことを誠実に、丁寧に語っているのだということがよく分かる。2010/12/11
ふゆき
1
広い意味での音楽の本。2010/04/11