内容説明
北アフリカからブラック・アフリカまで、くまなく視野に入れた初の試み。その豊かで多様な歴史を、地図と図版、簡潔な解説でたどり、世界史に新たな視点を提供。世界史学習の伴侶としても最適。
目次
第1部 初期人類(人間の起源;人類の多様性 ほか)
第2部 王国と帝国(古王国;中王国 ほか)
第3部 アフリカにおけるヨーロッパ(ポルトガルによる植民地化;ヨーロッパ人商人の到来 ほか)
第4部 アフリカ人のディアスポラ(国外離散)(南北アメリカ;ユーラシア)
第5部 帝国主義から独立へ(アフリカの抵抗;第一次大戦中のアフリカ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鯖
22
アウストラロピテクスから始まるアフリカの歴史を地図を併記して振り返る本。アフリカで人類誕生したのって、そもそも他の大陸はまだ氷河期だったからなんだな…。ズールー戦争からボーア戦争あたりの流れだけでもざっくりとわかるといいなと思って手に取ったんですが、地図併記されてるのがよかった。ボーア人って長崎出島じゃないけども、オランダのしぶとさを感じるやつだ…。読めば読むほど白人のやらかしにどんよりする。2002年出版なのに、ルワンダ虐殺は最後の年表に「1996年ルワンダ難民危機」と一行のみなのが一番ビビった。2023/07/29
ckagami
0
紀元前から現代に至るアフリカの歴史的な事象を地図を通して紹介する本。サハラ以北以南両方が載っており、個人的には西アフリカだけでなく東アフリカの奴隷貿易についても記載があるのがよかった。地図の固有名詞と本文の固有名詞に表記揺れがあるのは残念……2021/01/17