内容説明
改革は常に継続されねばならない。それには大学に「イノベーション体質」を根づかせねばならない―我が国初の本格国際大学「立命館アジア太平洋大学」(APU)の創学はじめ、著者長年の改革実践のなかに躍動するバーナード、ドラッカーら近代経営組織論の研究経験。実践と研究の有機的相互発展の具体相をつぶさに描いた、必読の改革推進記。
目次
第1章 大学組織にいかにして「イノベーション体質」を根づかせるか―P.F.ドラッカーの「イノベーション理論」から学ぶ
第2章 「イノベーション(改革)を継続できる組織」をいかに構築するか―J.F.ウェルチとJ.R.イメルトのGE改革から学ぶ
第3章 「組織文化の改革」をいかにすすめるか―L.V.ガースナーとS.J.パルミサーノのIBM改革から学ぶ
第4章 「組織の存続」はいかにして確保されるか―Ch.I.バーナードと野中郁次郎氏の組織理論から学ぶ
第5章 「オンリーワン」をめざして―APU創設で、大分県「一村一品」運動から学んだこと
第6章 「逆転の発想」がイノベーションを生む―「トヨタ生産方式」から学ぶ
著者等紹介
坂本和一[サカモトカズイチ]
立命館大学経済学部教授・経済学博士(1975年)。1939年石川県に生まれる。1963年3月京都大学経済学部卒業。1968年3月京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1968年4月立命館大学経済学部に奉職。この間、1979年7月ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センターおよびニューヨーク大学経済学部で客員研究員(~1980年9月)。1988年4月立命館大学教学部長(~1991年3月)。1994年4月学校法人立命館副総長・立命館大学副学長。2000年1月学校法人立命館副総長・立命館アジア太平洋大学学長。2004年4月学校法人立命館副総長・立命館大学副学長(~2004年3月)。現在、立命館大学大学評価委員会委員長・大学評価室長、立命館百年史編纂室長。主要著書に『IBM―事業展開と組織改革』(ミネルヴァ書房、1985年、第2回テレコム社会科学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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