内容説明
古代、全国の道は大・中・小に格付けされ、山陽道は唯一の大路であった。そこに配置された駅家は単に馬の乗り継ぎ駅としてだけでなく、迎賓機能なども備えていた。初めて駅家遺跡と確定された播磨国の布勢駅家と野磨駅家を筆頭に、近年の発掘調査によって文献史料にある駅家関連の記事が次々と実証され、その実態が明らかにされつつある。
目次
道の考古学への道
駅家の扉を開く
駅家追跡
瓦屋赭堊の布勢駅家
二つの野磨駅家
駅家構造の比較
駅家事件簿
律令の甍
駅家と地域社会
播磨国駅家を歩く
山陽道の南下
これからの課題
著者等紹介
岸本道昭[キシモトミチアキ]
1959年、兵庫県生まれ。大谷大学文学部史学科国史学専攻卒業。現在、たつの市教育委員会教育事業部社会教育課副主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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