内容説明
英国人捕虜と日本兵…灼熱のタイで敵として出逢い、その後48年間、憎悪と悔恨の日々を過ごした二人が、なぜ“BLOOD BROTHER”と呼び合うまでになったのか?
目次
第1章 映画「THE RAILWAY MAN」をめぐって(映画は完成したけれど;ロマックス氏からの最後の電話 ほか)
第2章 異国で知った本当の日本の姿(何も知らずに訪れたオランダの地;私があじわった初めての驚愕 ほか)
第3章 再会を果たせなかった二人(一冊の本が紡いだ永瀬先生との絆;永瀬先生を苦しめた悪夢 ほか)
第4章 「真摯であること」の意味(日の丸に火を放った英国人;旧植民地の人々の思い ほか)
第5章 日本人よ、素直になって(日本軍人を父に持ったオランダ人女性;人の心を持たない日本大使館の対応 ほか)
著者等紹介
高尾慶子[タカオケイコ]
1942年姫路市生まれ。私立播磨高校から調理師専門学校に進む。カトリック系病院の調理師、カトリック系身体障害児施設の職員を経て1972年、英国へ。イギリス人音楽家と結婚。1976年、二人で帰国、京都で暮らす。1982年、離婚。1988年、再び英国へ。ロンドンの日本レストランのウェイトレス、映画監督リドリー・スコット氏邸のハウスキーパーなどを経て、1998年『イギリス人はおかしい』を発表し、注目を浴びる。現在は、英国政府から年金の給付を受けつつ執筆活動に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。