内容説明
これからお話しするのは、あるプロジェクトの物語です。舞台は「発展の遅れた貧困地域」とされている、でもすばらしい自然に恵まれた場所です。物語はある予感から始まります。「ここは、先進国の行き詰まりを超える社会のモデルになるかもしれない…」カギは、すでにそこにありました。一つはその豊かな自然の中に、もう一つはこのプロジェクトに関わることになる人びとの中に―。近代化から取り残されていた美しい自然の涼山イ族自治州で最先端の無農薬・有機JAS認定米の農場ができた。
目次
1章 涼山プロジェクトの始まり
2章 自立支援の模索
3章 三人の留学生
4章 試行錯誤の薬草栽培
5章 コシヒカリへの挑戦
6章 有機JASの取得と「喜徳の光」誕生
7章 自立への道―信頼農園二〇〇六
8章 将来世代へのかけ橋
著者等紹介
矢崎勝彦[ヤザキカツヒコ]
1942年生まれ。65年(株)ハイセンス入社、80年同社代表取締役社長に就任。87年、より高次から経営をとらえるべく「幸福社会学の確立と実践」を新理念とし、代表取締役会長に就任。89年芸州忠海少林窟道場にて参禅、居士得度。同年、専門領域を超えた学際的対話の場である国際的非営利組織、京都フォーラム事務局長に就任、さらに新社名を(株)フェリシモに改称。92年UNCED(環境と開発に関する国連会議)公式日刊新聞「EARTH SUMMIT TIMES」共同発行人、将来世代国際財団をニューヨークに、将来世代総合研究所を京都に設立して理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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