出版社内容情報
女性センターで、8年間さまざまな講座を企画・運営してきた著者が、経験に基づき「女性問題学習の問題」等について問いかける。職員の問題、さらにセンターに集まる女性たちの「女性問題」を、多方面から語る。巻末にカリキュラムと日程表を掲載。
目次
1 「女性大学」をふりかえる(これまでの「女性大学」のあらまし;「いま」を照らし出す;学習の継続―「女性大学」後の学び)
2 女性問題学習の問題(学習場面から;企画・運営における協業の困難;問題状況の根にあるもの;女性問題学習の基本)
3 アンケートから(ユーザーからみた職員;女性センターで働いて;提起者としての講師)
4 女性問題学習を越えて(自治体での女性問題学習の課題;学びを深め、行動する主体)
著者等紹介
下村美恵子[シモムラミエコ]
平成3年から足立区女性総合センター社会教育指導員(非常勤)、情報資料室の運営と講座の企画・運営を担当。これまで「保育ボランティア講座」「女性のための文章講座」「高齢者問題講座」「母と子を考える講座」「女性学講座」「日本語ボランティア講座」「あだち女性大学」「学習をつくる実践講座」その他を企画・運営。編著に、『響きあう女たち-フェミニズム・その困難と暮らしへの回路』(フェミックス、1997)。共編に、『校歌ジェンダーチェック』(ゆじょんと、1998)。「21世紀の女性センターを考える会」「あだち女性学研究会」「女性と情報ネットワーク」「フェミニズム・宗教・平和の会」等の会員
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