ライブラリ相関社会科学<br> ネイションの軌跡―20世紀を考える〈1〉

ライブラリ相関社会科学
ネイションの軌跡―20世紀を考える〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883840298
  • NDC分類 311
  • Cコード C3330

内容説明

戦争と全体主義の経験、そして最近のグローバリゼイションと地域紛争20世紀をとおしてネイションは問題の焦点でありつづけてきた。ネイションを最新の社会科学/社会思想の成果によって位置づける。

目次

第1部 東アジア・戦争・ナショナリズム(「戦後民主主義」とナショナリズム―初期の大江健三郎を事例として;アナキズム的想像力と国際秩序―橘樸の場合;戦時期“植民地社会科学”の隘路―平野義太郎を中心に ほか)
第2部 ネイションを超えて(ペルー:「ネイション」再編と新たな公共空間形成の拮抗関係;ネイション・「家族」・外国人―在留特別許可付与をめぐる動きをきっかけとして;移民ナショナリズムとエスニシティ―1930年代末の在米日系移民における「民族」 ほか)
第3部 ネイションの理論と思想(ナショナル・ステイトとリージョナル・ネットワーク―グローバル世界システムを理解するための非ヨーロッパ中心的視角;時‐空的リヴァイアサンとしての国民国家とその歴史的変容―『国民国家と暴力』におけるギデンズの国家社会学と批判理論;国家・美・公共性―ハンナ・アーレントとカール・シュミットにおける「代表―再現前」 ほか)

著者等紹介

山脇直司[ヤマワキナオシ]
1949年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻社会哲学・社会思想史

内田隆三[ウチダリュウゾウ]
1949年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻社会学

森政稔[モリマサトシ]
1959年生まれ。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻政治・社会思想史

米谷匡史[ヨネタニマサフミ]
1967年生まれ。現在、東京外国語大学助教授。専攻社会思想史・日本思想史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。